アメ車と聞いて連想するのは、「燃費が悪い」という人は少なくないだろう。

しかし、以外に低燃費なスーパースポーツカーが登場する。ゼネラルモーターズ(GM)のコルベット2009年モデルである。






 

ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社は、2009年モデルの「コルベットZ06」を2008年11月15日発売を開始する。

コルベットZ06は、2005年に登場して以来、年々改良を続け、そのパフォーマンスに磨きをかけている。パワーユニットに7.0リッター V8エンジン(LS7)を搭載し、最高出力376kW(511PS)を発揮する。

コルベットは、今年6月にドイツのニュルブルクリンクという、コースで量産車としては最速のラップをたたき出したいる。また、イギリスの「ARASH CARS」が発表したスーパーカー『AF-10』がコルベットのエンジンを採用されるなど、その実力は折り紙つきである。




ARASH CARS 『AF-10』

そのうえ、ボディにはアルミをはじめ、カーボンファイバーやマグネシウムを多用するなどして、重量はわずか1,440kgというのだから遅いはずがない。

しかし、速さと燃費は普通に考えて反比例するものである。少し昔のアメリカンスポーツカーはリッターあたり2〜3キロなどとよく耳にしたものだ。
ところが本年10月にイギリスで行われたエコラン「MPGマラソン2008」では、約10.9km/Lで燃費改善カテゴリー」で優勝するなど、信じがたいような話だが、以外に燃費がいいのである。速さとエコをを高い次元で両立している。

また、コルベットZ06には、ル・マン24時間耐久レースやアメリカンル・マン(ALMS)といったモータースポーツでのノウハウとテクノロジーが随所にフィードバックされている。

エクステリアの変更点は、ボディカラーに新色のブレイドシルバーとサイバーグレーを採用し、全7色とし、フロント18インチ、リア19インチ クロームアルミホイールを採用した。

インテリアはドア&インパネにインテリア同色のアクセントトリムの採用(レッドおよびチタニウムのみ)、Z06ロゴ入りシルプレートの追加といったところである。

全国希望小売価格(税込車両本体価格)は9,850,000円とのこと。

最近アメリカの自動車業界が色々な意味で騒がしい。今後も注目していきたい。


 

(”自動車魂”世界一car journalist 木下)

 

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