■東電賠償スキームが発表されました。放って置けば破綻を避けられない企業となった東京電力は、普通の企業であれば、まず株式が紙くず(100%減資)となります。続いて、銀行の貸出金や社債がデフォルトすることになります。これが、通常の破綻処理になります。債務超過に陥った企業については、法律上の優先・劣後の関係の中で、債権者が損失を分担していくのが、金融の原則です。今回は、本来無価値にあるはずである株主も保護