東芝PC「dynabook」2015年春モデルまとめ - ノートPCはBroadwellが主流に
東芝は26日、同社製PC「dynabook」の2015年春モデルを発表した。ラインナップは、ノートPC8機種16モデル、液晶一体型PC4機種7モデル、Windowsタブレット2機種2モデル。出荷は1月29日より順次開始。
15.6型ノートPC「dynabook T」シリーズや13.3型のフラッグシップノートPC「dynabook KIRA V」では、全モデルでBroadwellこと第5世代Intel Coreを搭載。「dynabook KIRA V」では、最上位モデルで約13時間、ミドルモデルで約16時間(いずれもJEITA 2.0)のバッテリ駆動時間を実現するなど、パフォーマンスの向上に加え、駆動時間も強化されている。
また、デスクトップPCでは、キーボードとマウスを一新。キーボードは従来のラバードーム構造からパンタグラフ構造へ変更し、打鍵音の静音化や安定性の向上を図った。サイズも一回り小型化し、本体下部に収納できるようになった。キーの印字サイズも120%拡大している。マウスは従来の曲線中心のデザインから、直線を採用した新デザインに変更した。
ソフトウェア面では、スマートフォンで撮りためた写真をdynabookで管理できる写真分類・閲覧アプリ「思い出フォトビューア」を強化。従来、iOSのみで対応していた写真のワイヤレス転送機能をAndroidでも利用できるようにしたほか、地図上に、撮影した場所と写真サムネイルを同時に表示する「地域分類表示機能」を新たに搭載した。
また、dynabook搭載スピーカーをスマートフォンからBluetooth経由でワイヤレス再生できる「ワイヤレスミュージック機能」を追加している。
それでは、「dynabook」の2015年春モデルを紹介していこう。なお、価格はいずれも税別となる。
○dynabook KIRA V
「dynabook KIRA V」シリーズは、同社のノートPCのフラッグシップ機。ラインナップはdynabook KIRA V83/V73/V63の3種類。第5世代となるIntel Core i5-5200Uの搭載に加え、上位モデルで新たに大容量256GB SSDを搭載した。
発売は1月29日より順次。価格はオープン、店頭予想価格は160,000円台半ばから。
「dynabook KIRA V」シリーズ2015年春モデルの記事はこちら。
○七変化ノートPC・dynabook KIRA L93
「dynabook KIRA L93」は、WQHD(2,560×1,440ドット)解像度のデタッチャブル式13.3型ノートPC。着脱式のキーボードと360度回転のヒンジにより、7つのスタイルに変形する。2014年5月の初代モデルから、新たに第5世代Core i7や同社製手書きノートアプリ「Truシリーズ」を搭載した。
発売は1月29日より順次。価格はオープン、店頭予想価格は240,000円前後から。
「dynabook KIRA L93」2015年春モデルの記事はこちら。
○dynabook Tシリーズ
「dynabook T」シリーズは、1,920×1,080ドットのフルHD液晶を搭載する15.6型のスタンダードノートPC。CPUが第5世代Intel Coreに強化し、グラフィックス性能やバッテリ駆動時間が向上した。
発売は2月中旬より順次。価格はオープンで、店頭予想価格は140,000円台半ばから。
「dynabook T」シリーズ2015年春モデルの記事はこちら。
○dynabook Rシリーズ
「dynabook R」シリーズは、フルHD解像度の13.3型ノートPC。2014年夏モデルの後継機となり、ラインナップは「dynabook R83」「dynabook R73」の2モデル。ハードウェアは前モデルを継続するが、新たにOffice Home and Business Premium プラス Office 365 サービスを搭載する。
発売は1月29日より順次。価格はオープン、店頭予想価格は160,000円台半ばから。
「dynabook R」シリーズ2015年春モデルの記事はこちら。
○dynabook Dシリーズ
「dynabook D」シリーズは、21.5型の液晶一体型デスクトップPC。TV機能搭載モデルはD81/D71/D51の3モデル、TV非搭載モデルはD61の1モデルを用意する。価格はオープン。店頭予想価格は150,000円台半ばから。
「dynabook D」シリーズ2015年春モデル・TV機能付きモデルの記事はこちら。
「dynabook D」シリーズ2015年春モデル・TVなしモデルの記事はこちら。
○dynabook Tab S50/S38
「dynabook Tab S50」および「dynabook Tab S38」は、OSにWindows 8.1 with Bing 32bitを採用したシンプルなタブレット。解像度はいずれも1,280×800ドットで、S50が10.1型、S38が8型。従来と仕様は同等ながら、搭載ソフトウェアを春仕様としている。
発売は1月29日より順次。価格はオープンで、店頭予想価格はS50が50,000円前後、S38が40,000円台半ば。
「dynabook Tab S50/S38」2015年春モデルの記事はこちら。