私物化された紅白。視聴率や、いかに!?

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 11月26日に発表された『NHK紅白歌合戦』の出場歌手。だが、51組の出場歌手が発表されて以降、とかく音楽関係者の間では「今年で紅白は終わった……」とすこぶる評判が悪い。ある芸能関係者が「目玉は皆無」と断言するラインアップの裏では、何と紅白を半ば“私物化”したNHK関係者が黒幕として支配していることが、その大きな要因となっているようだ。

長渕剛や徳永英明を強行キャスティング

 2014年の紅白の出場歌手の選考理由について、会見では「今年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出」を視点に選出したと強調。また、通常の出場歌手は「発表しただけです」と言い切り、別枠でのアーティストの出演についても口を閉ざしたまま。

「決まってないことは一切言えないというスタンス。この流れに違和感を覚える芸能記者も相当数いたようです」(音楽関係者)

 話題に乏しく、出てくる歌手もインパクトが薄ければ、高い視聴率が見込めないのは当然のこと。だが、前出の関係者は別の理由で今回の紅白を断罪する。

「体のいい選考理由を並べていますが、正直に言って今年の紅白の出場歌手の顔ぶれを見た場合、疑問を感じる歌手がやっぱりいるんですよね。というのも、紅白を制作しているのはNHKのエンターテインメント番組の部署ですが、ここのトップのMという人物が原因のようです。元々、人気音楽番組『SONGS』に深く関わっている彼ですが、とにかく自己チューな発想の持ち主で、周囲を度々困らせていることがある。今回の場合は『自分の好きな歌手を出したい』という私的な理由だけで、今年はヒット曲がなく話題にも出なかった長渕剛や徳永英明をキャスティングしているんです。当落線上のアーティストを抱える事務所にとっては、まさに死活問題ですし、『紅白が私物化されたら、もう終わりだね』と呆れかえっていますよ」

 晴れの舞台が個人的な「私欲」だけで潰された紅白。果たして、これで視聴者はついてこられるのか疑問だけが残る。

(取材・文/DMMニュース編集部)