どちらがより経済的なのか、ご家庭で論争になった方も多いのでは?

使わない家電はこまめにスイッチを切る、できればコンセントも抜いておくのが節電の基本的な考え方です。ところが、少なくともアコンに関しては、つけっぱなしの方が良いという説もあります。どちらが正しいのでしょうか?

西島秀俊さんが出演しているCMで話題のエアコン、ECONAVIなどを製造販売しているパナソニックの担当者に、お話を伺ってみました。

つけっぱなしの方が消費電力が少ない?

効果的な節電はエアコンをこまめに切るのと、つけっぱなしのどちらが正しい方法なのでしょうか? パナソニックの担当者からの回答は次のようなものでした。



短時間でスイッチを入れたり切ったりすると、せっかく部屋が設定温度に達して安定した状態での運転をしていたのに、停止したことで部屋の温度が冷房時は上昇し暖房時は下降してしまいます。

つまり、その状態でふたたび運転を開始すると、設定温度に達するまで大きな能力での運転することになってしまうので、当然消費電力は上がります。

そのため、入り切を頻繁に行わずに継続運転した方が消費電力が安くつく場合があります。


なるほど、長時間家を空けておく場合はともかくとして、ちょっとした外出のたびに切ってしまうと、かえって電気代が高上がりになってしまうようです。

ちなみにECONAVIでは、センサーが3時間人を検知しない場合に自動停止するオ-トオフ機能というものがあるそうです。無闇な電源のオンオフを繰り返すことなく、無駄な運転も防ぐ機能とのことでした。


つけっぱなしのリスクは特に無し

ところで、つけっぱなしにしておくことのリスクは無いのでしょうか? たとえば機会が摩耗してエアコンの寿命が縮まってしまうなど。この質問については、


連続運転していただいても問題はありません、使用における負荷等を検知し、エアコンを制御しております。

ただし、機器の設置環境(室内機、室外機)におきましては、リスクが生じないとは言い切れない場合はございますので、どうかご理解ください。


とのことです。どうやら重金属酸性雨が降り注いでいるネオサイタマなど、特殊な環境ではない場所で普通に使っていれば、ほぼ問題はなさそうです。


待機電力をカットすればもっと経済的?

節電に関する話題の中でよく出てくるキーワードが待機電力の消費。電源を入れていなくても、コンセントにプラグを差し込んでいることで、無駄に電気が消費されているという指摘です。

省エネルギーセンターの調査によれば、一世帯あたりの待機時消費電力は285kWh/年が平均です。消費電力全体のおよそ6%で、これらをカットできれば年間約7000円分近くの節約になるとのこと。

エアコンについては、オフシーズンにプラグを抜いておくことが、ある程度有効です。しかし、その場合は1点注意が必要です。再びエアコンを使用する時は、必ずコンセントを入れてから8時間以降にスイッチを入れましょう。

長時間使われていなかったエアコンをプラグを差し込んですぐ稼働させてしまうと、機械に負荷を与えてしまうことで故障の原因になるからです。経済性や環境への負荷を考えた結果、エアコンを壊してしまっては本末転倒ですよね。


真夏のうだるような暑さもあと少し、賢くエアコンを使って家計にも環境にも優しいライフスタイルを実現したいものです。


そんなまさか!?エアコンはつけっぱなしの方が猛烈に電気代が安くなる![M3Q]
「家庭における待機時消費電力調査」の結果[省エネルギーセンター]

(高橋ミレイ)