インテルのエリック・トヒル会長が26日、ミラノに到着した。だが、同会長はジャカルタから、インテルサポーターを落胆させる知らせとともにイタリアに戻っている。「(バカリ・)サニャはプレミアリーグに残ることを決めた」。

トヒル会長は先日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、アーセナルに所属するサニャの返答を3月いっぱい待つと明かしていた。その返答が届いたようだ。

しかし、インテルの補強がこれで止まるわけではない。トヒル会長は「ジョナタンと長友(佑都)のコンディションが良くないときのために、サイドを強化することが必要だろう」と話している。ただし、「(パトリス・)エブラとコンタクトを取ったことはない」そうだ。

一方、マンチェスター・シティFWエディン・ゼコ、チェルシーFWフェルナンド・トーレス、レアル・マドリーFWアルバロ・モラタについては、「クラブにそのレベルの選手が1人必要なのは確か」と述べている。

また、来季に向けた構想について、トヒル会長はGKサミル・ハンダノビッチを放出してフランチェスコ・バルディを戻す可能性を否定(「だが、そのレベルの守護神が2人いるのは良いこと」)。さらに、ミラノにトッププレーヤーを連れてきたいとも話している。

「我々にはトップクラスの選手が必要だ。だが、すべてはフロントとテクニカルスタッフのアイディアが同調していることだね」

トヒル会長はワルテル・マッツァーリ監督について、「彼とフロントの間に問題はない。だが、シーズン後に評価をするのは当然だ」とコメントしている。指揮官も25日、「私は常に自分をテストにかけてきた」と述べつつ、インテル残留を望んでいると強調した。

なお、トヒル会長は前節アタランタ戦について、「一つ負けたからといって怒ることはない。ファンとして、会長として、悲しむだけだ。だが、笑って敗北を受け止めることも楽しいものだよ」と述べた。