アジア ファッション コレクション開催 2ブランドがNYコレクションの出場権獲得

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 パルコとバンタンが、アジアのファッション産業のさらなる発展を視野に、アジアの若手デザイナーを発掘しインキュベートするプロジェクト「Asia Fashion Collection 東京ステージ」を10月19日に開催した。来年2月にニューヨークで行われるMercedes-Benz Fashion Weekでのランウェイデビューをかけた選考会を実施。若手ブランドの「is(イズ)」と「Sei(セイ)」が受賞した。

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 「Asia Fashion Collection 東京ステージ」では、台湾、香港、韓国の代表ブランドとバンタンデザイン研究所に所属し事前審査を勝ち抜いた学生デザイナーブランドが、NYのファッションウィークでのデビューをかけたランウェイショー形式の国内選考会を実施。審査員はユナイテッドアローズのクリエイティブディレクション担当上級顧問 栗野宏文と「NORITAKA TATEHANA(ノリタカ タテハナ)」を手がけるデザイナー舘鼻則孝、BEAMS創造研究所のシニアクリエイティブディレクター南馬越一義、ファッションニュース編集長の村上要が担当。独自性やアイテムの完成度などを基準に選考され、全15ブランドの中から岸本明子が手がける「is」とデザイナー清優海子の「Sei」が選ばれた。岸本明子は「NYでも結果を残せるよう頑張りたい」と抱負を語っている。

 「Asia Fashion Collection」は、グローバル市場におけるアジア全体のファッション産業のポジショニングを高め産業全体を成長させるために、日本とアジアの若手デザイナーが世界に向けてブランドを発表できる場を創出し、継続してサポートする仕組みを提供することを目的としたプロジェクト。イベントの総括としてバンタン代表取締役社長の長澤俊二は「実学のデビューステージになったと思う」とコメントしている。