万引きした店は彼女の親の店、バレて“初の顔合わせ”が台無しに。

恋人の両親に会うのは緊張するもの。特に結婚を意識しているならばなおさらであろう。先日、中国のある男性は、彼女との交際を正式に認めてもらうため、挨拶をするべく両親のもとを訪れたのだが、手土産用の月餅を万引きしてしまい、イメージアップどころかかえって警察に通報される事態になったそうだ。

この一件が起きたのは9月19日中秋節のこと。貴州省道真県で暮らす21歳の秦という男はその日、1歳年下の彼女の実家に遊びに行くことになっていた。秦はまだ一度も彼女の両親に会ったことはなく、今回は正式に交際していることを認めてもらうための大事な訪問。手ぶらで向かうわけにはいかないと思い、中秋節には欠かせない月餅を土産として持参することに決めた。

一軒の商店に入った秦は立派な月餅セットを手にするが、当時店内は客で混み合っており、店員の注意も散漫。「これならばお金を支払わなくていいか……」と魔が差した秦は、そのまま月餅を持ってトンズラしてしまったという。

こうして手土産を入手し、堂々と彼女の家に向かった秦だったが、そこには大きな落とし穴が待ち受けていた。実は秦が月餅を盗んだ商店は彼女の母親が経営しており、プレゼントした月餅を見た彼女の母親にバレてしまったのだ。

とにもかくにも、「自分の店で盗まれた月餅に違いない」と判断した彼女の母親は怒り、秦を通報。秦も事実を認めて謝罪・賠償したが、彼女との関係がその後どうなったかはわかっていない。