24日のセリエA開幕戦でヴェローナと対戦するミラン。MFナイジェル・デ・ヨングは回復したようで、先発出場できると見られる。一方、MFケヴィン=プリンス・ボアテングは欠場となった。PSVとのチャンピオンズリーグ予選プレーオフ・セカンドレグを見据え、フィジカルの問題から温存されることになったのだ。一方、PSVとのファーストレグを欠場したFWロビーニョとDFマッティア・デ・シリオは復帰した。

CL予選突破は重要だ。だが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、リーグ戦でスタートに失敗すれば、1年前のひどい出だしを思い起こさせることになりかねないということも理解している。だからこそ、同監督は「PSVとの初戦のおかげで、すぐに正しいメンタリティーでリーグ戦に臨める」と話している。

「ヴェローナでの試合は難しいものとなるだろう。(ルカ・)トーニはゴールを決めるしね。だが、我々も大きな情熱で臨む。絶対に力強いパフォーマンスで勝たなければいけない」

「人種差別? それはマリオ(・バロテッリ)の問題ではない。スタジアムで肌の異なる人に対してああいった振る舞いをする人間の教養の欠如の問題だ。これは間違っている。バロテッリは正しい振る舞いをしている。たまにまだイラつくことがあるが、とても良くなったと思うね。徐々にもっと良くなっていくだろう。ヴェローナは素晴らしい文化を持つ街だ。スタジアムに来る人たちは、試合を観ることだけを考えてくれるだろう。良い試合になることを願いつつね」

「昨日も3日前も、(シルヴィオ・)ベルルスコーニ名誉会長と話した。最近はよく連絡を取っている。彼はとても難しい時期、この上なく難しい時期にそばで支えてくれるんだ。勝利で満足してもらえるようにしたい」

「ユヴェントスが優勝候補で変わらない。我々はローマやラツィオ、ウディネーゼ、フィオレンティーナ、インテル、ナポリとともに、3位以内を争わなければいけないよ。我々には去年よりうまくやるためのクオリティーがある。まだ若いけどね。リーグ戦は長い。当然、去年より良いスタートを切る必要がある。とにかく、チームは互いのことをより良く知っている。それはプレシーズンでも分かったはずだ。個々の選手たちも成長したし、さらに成長するだろう」

「(ステファン・)エル・シャーラウィ? ドイツでの2ゴールと、アメリカでの良いパフォーマンス、PSV戦での得点のおかげで、精神的に彼は別の選手となった。ステファンのクオリティーは変わらないよ。彼はまだ20歳だ。昨季の前半戦で見事に戦い、メディアの注目を集めた。その代償を払うのは普通のことだ。サッカー界では、翌日になればまた決定的なパフォーマンスが求められる。特にミランのようなビッグクラブならなおさらだ。それを彼は理解した」