連日猛暑が続く韓国で、性犯罪や盗撮などの犯罪が相次いでいる。韓国政府は電力危機を乗り越えるため、節電の徹底を呼びかけているが、「猛暑犯罪」を防止する対策も早急に講じる必要があるとの声も出ている。複数の韓国メディアが報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 連日猛暑が続く韓国で、性犯罪や盗撮などの犯罪が相次いでいる。韓国政府は電力危機を乗り越えるため節電の徹底を呼びかけているが、「猛暑犯罪」を防止する対策も早急に講じる必要があるとの声も出ている。複数の韓国メディアが報じた。

 ソウルのある考試院(2〜3畳の宿泊施設)では4日、暑さをしのぐために下着姿で廊下を歩いていた55歳の男と、それを注意した隣人が口論となり、暴行事件に発展した。

 6日には冷房を付けずに玄関の扉を開けて就寝していた家に、10代の少年が性犯罪目的で侵入し逮捕された。8日には20代のモンゴル人の男が、住宅に侵入し金品を盗もうとして逮捕された。

 街中ではミニスカートの女性が、海やプールでは水着姿の女性が盗撮される事件が相次いだ。韓国メディアによると、ソウルの地下鉄警察隊の関係者は、「隠し撮りや痴漢行為は冬よりも夏の方が多い」とし、「暑い日は女性の服装も露出度が高くなるため関連犯罪も増えるようだ」と説明した。

 実際、韓国警察庁がまとめた「2010年犯罪統計表」には、強姦犯罪数は1月と2月は1000件未満だが、8月は2124件に激増するとの調査結果が記されているという。

 韓国メディアは、夏は暑さで夜間の行動が活発になり、さらに湿気でストレスを受けるため犯罪発生数が増加するとし、「猛暑犯罪」を防ぐための対策が必要だと伝えた。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)