フィオレンティーナに加入したFWマリオ・ゴメスが15日、サポーターへのお披露目に臨んだ。本拠地アルテミオ・フランキを埋めたファンにあいさつした同選手は、イタリア語で「やあ、みんな。これで僕はフィオレンティーノだ。とてもうれしいよ」とコメント。続いてドイツ語で、このように話した。

「できるだけ早くイタリア語を学びたい。そうすれば、より簡単にインタビューできるからね。ドイツにいたときから、ここイタリアのサッカー熱は感じていたよ。バイエルン・ミュンヘンを去るときだと分かったとき、可能性があったのは、スペインかイタリアだった。フィレンツェを選んだのは、サポーターの情熱やエネルギーが理由さ」

「バイエルンですべてに勝利し、僕は新しい挑戦に臨みたいんだ。(ペップ・)グアルディオラ監督からも、フィオレンティーナを勧められたよ。僕に合う、攻撃的で美しいサッカーをしているからね。フィレンツェの街はファンタスティックだし、それも大きな理由となった」

「でも、僕にとって何より大事だったのは、スポーツ面だ。バイエルンで足りない物は何もなかった。でも、僕にとって何より大事なのは、試合に出ることなんだ。ここではコンスタントにそれができるだろう。僕の夢はここイタリアで何かに勝つことだよ。ゴール数の目標は設定していないけどね。できるだけ多く決めたいというだけさ」

「(ルカ・)トーニと話したか? いや、グアルディオラとだけだ。彼は(ヴィンチェンツォ・)モンテッラ監督のことも、とてもよく言っていたよ」

なお、ゴメスはクラブの公式サイトでも、「チャオ、フィレンツェ。ここに来ることができて、本当にうれしい。とても素晴らしい一日だ。僕にとっても忘れられない日だよ。フィオレンティーナのための準備はできている」とコメントを残している。