ヨーロッパリーグ・ネフチ戦を2−2で終えたインテルは、9日のナポリ戦に向けてトレーニングを再開している。チームとの練習に加わらなかったのが、MFヴェスレイ・スナイデルだ。太ももの筋肉を傷め、セラピーを受けている。つまり、アンドレア・ストラマッチョーニ監督が彼を使うかどうか、疑問はないということだ。契約にサインしようがしまいが、スナイデルがナポリ戦に出ることはない。

一方、ジュリオ・セーザルへの愛情が残るインテルにおいて、見事にその代わりを務め、すぐにインテリスタのアイドルとなっているGKサミル・ハンダノビッチ。ナポリ戦を前に、同選手は『インテル・チャンネル』で、次のように語った。

「落ち着いた雰囲気で、溶け込むのに特に困難はなかった。チームメートたちもすごく受け入れてくれた。グループのことを知りつつあるよ。GKというのは、仲間の特長を知っていなければいけないんだ。彼らとうまくやり、試合で何を期待しているかを理解しなければならない」

かつて見たGKのセーブの中で最も美しかったセーブについて、ハンダノビッチは「(ジャンルイジ・)ブッフォンがチャンピオンズリーグのユヴェントス対ミラン戦で(フィリッポ・)インザーギのヘディングを止めたやつだね。難しくて、とても美しいセーブだった」と返答。一方、自身の最高のセーブについては、「10月25日のジュゼッペ・メアッツァでのパルチザン戦でのセーブ」と答えている。

以前にも明かしたが、ハンダノビッチはピーター・シュマイケルが「史上最強のGK」だと考えている。

「彼はすべてに勝った。マンチェスター(・ユナイテッド)でハイレベルな7、8年間を過ごしてね。僕らのポジションにとって、プレミアリーグは最も難しいリーグなんだ。あまり守られないし、よりフィジカルなサッカーだからね」

ピッチ内外でのチームメートとの関係について、ハンダノビッチはこう明かしている。

「一般的には、GKはGK同士でより絆を深めるんだ。僕はすぐに(ヴィド・)ベレツと仲良くなった。それから(デヤン・)スタンコビッチだね。でも、試合が多いと、友情を深める時間はあまりないんだ。サッカーのことだけを考え、ほかのことは考えないんだよ」