30歳の現職検事が窃盗の疑いで調査していた43歳の女性被疑者と性関係を持ったことが確認され、韓国内で「現職検事の性上納疑惑」として波紋が広がっている。複数の韓国メディアが24日、報じた。  韓国メディアは、「検事セックス被害者が性暴力相談、下着を証拠として提出」「検事セックススキャンダル事件の女性、性暴力相談センターで相談」などと題し、窃盗容疑の女性が現職検事の性上納強要について、ソウルの性暴行被害相談センターに相談していたことが明らかになったと伝えた。

 女性は相談センターで、ソウル東部地検の現職検事検事が週末の夜になると自身をオフィスに呼び出し、とても怖かったという趣旨の供述をした。また、事件当時に着用していた下着も証拠として提出したという。

 ソウル東部地検長は、監督不行き届きの責任を取る形で辞意を表明。最高検察庁監察本部は、検事が被疑者の女性の窃盗容疑の不起訴と引き換えに性交を結んだのか、強制性があったのかどうかを調査している。

 問題の検事は性的な関係を結んだ事実は認めながらも、対価性はなく女性との関係を問題視しないことで合意していたと主張しているという。(編集担当:李信恵・山口幸治)