これまでテレビなどで「リーダーらしいことは何もしていない」と自ら語っていたSMAPの中居正広。SMAPのメンバーにリーダーとしての中居について訊いてみたところ、意外な答えが返ってきた。

『中居正広のザ・大年表7 世界の仰天(秘)リーダー!ぜんぶ“実際の映像”スペシャル』(日本テレビ系)で、様々なジャンルのリーダーが紹介された。司会を務めた中居正広自身も、SMAPのリーダーとしてメンバー達をまとめている。しかし、当の中居は自分を「あまりリーダーらしいことはしていない」と話す。

そんな中、メンバーで最も中居のことを知っているという草なぎ剛が“中居のすべて”を語った。SMAPの中で中居との付き合いが一番長いという草なぎ。ジャニーズ事務所に入った当日が中居との出会いだったそうだ。草なぎから見た中居の第一印象は「変なヤンキー」というもので、当時の中居は「とがっていて、ギラギラしていた」と証言する。ファッションセンスはなく、藤沢のヤンキーそのものだったと言いたい放題の草なぎではあるが、出会った時から彼にとって中居は「お兄ちゃんのような存在」で、それは今でも変わっていない。一方で「僕ら自身(中居のことを)リーダーと思ってないんですよ」、「食べ物の好き嫌いが多い」、「子供かよ!」とも。だが、最後には「いつもお世話になっています」、「SMAPのリーダーとしてもっと頑張ってもらいたい」と中居に対して感謝の言葉を述べていた。

スタジオでこのVTRを見ていた出川哲朗が、「草なぎ君が、中居君をリーダーと思っていないっていうコメントが全て。これが中居君のリーダーとしてのすごさだと思う」とリーダーの形にとらわれていないSMAPの魅力を代弁した。中居もリーダーにこだわらないことがリーダーの理想かもしれないと語った。

とはいえ中居がこれまでSMAPのリーダーとして、個性的なメンバーをまとめるために重ねてきた努力は並大抵ではないはずだ。それを苦労と思わず、リーダーという言葉を意識せずに走り続けていることが中居のすごいところだろう。そして、この自然体がSMAPの魅力をさらに引き出していることも間違いない。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)