アイルランド指揮官がスペインに脱帽「まるでオーケストラ」／ユーロ2012

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　ユーロ2012のグループC第2節が行われ、アイルランドはスペインに0−4で敗れた。クロアチア戦に続き、連敗を喫したアイルランドは1試合を残してグループリーグでの敗退が決まった。試合後、アイルランド代表のジョバンニ・トラパットーニ監督が記者会見に臨んだ。『UEFA.com』が伝えている。

　トラパットーニ監督はスペイン戦を振り返り、「開始早々の失点で試合前のプランが無駄になってしまった。当初は中盤を強化して、前線のロビー・キーンをサポートするプランだったが、桁外れの技術を持つ相手に多くのスペースを与えてしまい、実行に移せなかった。自分たちのミスもあったね。緊張感の違いがそうさせたのかもしれない」と開始早々の失点を悔やんでいる。

　さらにスペインについて「彼らの質の高さをまざまざと見せつけられた。いろいろな選手がプレーに関与して無駄が無い。まるでオーケストラのようだったよ」とスペインのレベルの高さに脱帽している。

　最後に「チームは今、失意に沈んでいる。だけどファンは素晴らしかった。リードされても声援と送り、鼓舞してくれた。ファンには申し訳なく思っている。誇り高く試合を去るため、イタリア戦でも全力を尽くす」とユーロ最終戦となるイタリア戦に向け、決意を新たにしている。

　アイルランドは18日に決勝トーナメント進出を懸けるイタリアと対戦する。
[写真]=ムツ カワモリ

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