ファイナンシャルフェアプレー? イギリスメディアの報道を見る限り、プレミアリーグでは今夏も大金が飛び交うようだ。

まずは、いつものように、マンチェスター・シティである。英紙『ミラー』によれば、給与額でバルセロナ、レアル・マドリーに次ぐ世界3位のマンCは、トッテナムMFガレス・ベイルに4000万ポンド(約51億6000万円)を用意しているという。さらに、現在の3倍となる週給10万ポンドを準備しているそうだ。

一方、マンUは極東からの補強でそれに応えようとしている。アレックス・ファーガソン監督はボルシア・ドルトムントの日本代表MF香川真司を求めているのだ。同選手には3年契約が用意されている。

アーセン・ヴェンゲル監督のアーセナルは、フランスのマーケットをくまなく探し続けている。リールMFエデン・アザール、レンヌMFヤン・エムヴィラ、モンペリエFWオリヴィエ・ジルーがターゲットだ。逆にFWマルアン・シャマク(フランス復帰か)、MFアブ・ディアビが退団するかもしれない。また、FWロビン・ファン・ペルシは3日にも生涯残留を望んでいると語ったが、マンCは魅力的なオファーを誘い続けている。

そのほか、1月のFWパピス・シセ獲得がヒットしたニューカッスルは、チャンピオンズリーグ出場を見据えて、バーンズリーMFヤコブ・バターフィールドを気に入っている。200万ポンド(約2億6000万円)の取引だ。

リヴァプールはマンCのMFナイジェル・デ・ヨングに加え、もう一人のデ・ヨング、トウェンテFWルーク・デ・ヨングを望んでいる。チェルシーは国内を見ており、エヴァートンMFマルアン・フェライニが最初のターゲットの一人だ。こちらは、2200万ポンド(約28億4000万円)の取引となる。