ナポリは25日のコッパ・イタリア準々決勝でインテルと対戦し、ホームで2−0と勝利を収めた。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、大事なのはインテルというまた新たなハードルを乗り越えたことだと話している。

「うれしいね。特に、素晴らしい試合をしたからなおさらだ。前半も素晴らしかった。チームの価値は別にして、インテルは絶好調だった。公式戦8連勝だったんだからね。それが今夜の快挙を十分に物語っている」

ナポリは準決勝でシエナと対戦する。ナポリを苦しめたスモールチームの一つだ。

「気をつけなければならない。シエナは美しいサッカーをする。重要な価値を持ち、ビッグクラブを苦しめているんだ。今夜もインテルの方が有利と思われていたはずだよ」

相手がビッグクラブかどうかは別として、マッツァーリ監督は現在の選手たちのパフォーマンスに満足していると語った。

「我々はすべてのチームを相手に美しいプレーを見せてきた。この選手たちは大変なプレッシャーを受けており、ミスをすれば穏やかではいられない。それを考慮してもね。6、7度のチャンスをつくり、最初のミスで失点することもある。今夜だってそうなることを恐れていた。だが、しっかりと注意を払い、最後は報われたんだ」

FWエディンソン・カバーニはリーグ前節のシエナ戦でのPK失敗を過去のものとし、この日の試合でPKを含む2ゴールを挙げている。

「僕らは過去のことを忘れ、未来のことを考えなければいけない。戦うことだけを考えよう。このチームには重要なものを手にしたいという意欲があるのだからね。勝つことが最も重要だった。それを実現できて、みんな満足しているよ。準決勝のシエナ戦? 最高の準備をして、ピッチで全力を尽くそう」