日本の110番に当たるイタリアの緊急通報用電話番号にいたずら電話を繰り返しかけていた、ナポリに住む43歳の男が逮捕された。

男はこの3ヶ月の間になんと7千回以上も緊急通報用電話番号にいたずら電話をかけており、女性警官が対応に出た時のみ、まるでテレフォンセックスをするかのようにイヤらしい1人語りを始めていた。

さらに男は電話を切ろうとする女性警官に対し、電話を切ったら誰か他の女性をレイプするなどと脅し、自分のいたずら電話につきあわせていた。

だが男は何故、警察の緊急通報用電話番号をいたずらの相手に選んだのか？男はこれらのいたずら電話を自分の携帯電話からかけていたが、そのSIMカード利用は以前から遮断されており、使用料金が加算される番号にかけることは出来なくなっていた。そこでSIMカードなし、つまり無料でかけることが出来る緊急通報用電話番号をいたずら相手に選んだのだという。迷惑極まりない話だが、いたずら電話の相手が警察であったことが、男の早期逮捕につながったのかもしれない。

現在男は一時的に釈放されているものの、迷惑行為、侮辱罪そして緊急通報への妨害行為などで起訴される見込みとなっている。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）

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