英国の科学者、AubreydeGrey氏が「150歳まで生存できる人はすでに生まれている。20年以内に1000歳まで生き永らえる人も生まれるだろう」と驚くべき発言をした。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 自分が生まれた年に、医者は老化を「治療」できるすべてのツールを掌握できていた。彼は、老化により発生する疾病はすべて医者が治療できるようになれば、無期限に延命が可能になる。また、「今後25年以内には、50%のチャンスで医療により老化は防止できるようになるだろう。」という。

 将来、人類は定期的に医者からメンテナンスを受けるようになり、遺伝子治療や幹細胞治療、免疫刺激やその他のさまざまな先進医療により、良好な健康状態を維持できるようなる。老化は実際人体のさまざまな箇所の分子や細胞の損傷が長期にわたって蓄積することにより発生する現象であり、定期的に体内の分子や細胞の損傷を修復することでその蓄積を防ぎ疾病に至らせないことが可能であるという。

 今後、人類の寿命が長寿傾向にあることははっきりしているが、どの程度の速度で延命していくのかは議論が分かれるところだ。現在、人類の平均寿命は1年に3カ月ずつ長くなっており、専門家の予想では2030年には世界の100歳以上の人口は100万人に達するといわれている。現時点で世界最高齢者は122歳。日本だけでも2010年、100歳以上の人口は4.4万人だ。しかし、専門家の意見では肥満が先進国から発展途上国まで蔓延(まんえん)しており、人類の寿命の長寿化に影を落としているという。(編集担当:米原裕子)



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