【DVDエンター！】“アラ還”の危険なオヤジたちがド派手アクションを展開

　ブルース・ウィリス（56）、モーガン・フリーマン（73）、ジョン・マルコヴィッチ（57）、ヘレン・ミレン（65）。4人合わせて251歳、平均年齢60オーバーな“アラ還”の危険なオヤジたちがド派手なアクションを繰り広げる映画『RED』が劇場公開から4ヶ月、早くも5月18日にブルーレイ／DVD／オンデマンドで新登場しました。

　タイトルの『RED』とは…、

Retired（引退した）
Extremely（超）
Dangerous（危険人物）

という意味です。

　ブルース・ウィリス演じる主人公のフランクは、アメリカの諜報機関CIAを引退し、静かな余生を過ごしていましたが、ある夜、正体不明の暗殺部隊の襲撃を受けます。危険は、フランクが電話の会話だけで勝手に片想いしていた、メアリー＝ルイーズ・パーカー（46）演じる年金課の女性・サラの身にまで迫り、フランクはサラを拉致同然に連れ出すと、かつての仲間たちに助けを求めに行きます。暗殺部隊の正体は、かつて所属したCIAだと判明。フランクたちは、カール・アーバン（37）演じる現役の若手捜査官クーパーらに戦いを挑みます…。

　『ダイ・ハード』（1988年）でアクションスターとしての地位を確立したブルース・ウィリスの仲間は、フランクの上司・ジョーとして、『インビクタス／負けざる者たち』（2009年）の名優モーガン・フリーマンが登場。猜疑心のかたまりで武器や爆薬をこよなく愛するマーヴィン役で『バーン・アフター・リーディング』（2009年）のジョン・マルコヴィッチがイカれキャラを嬉々として演じ、元イギリスの諜報機関MI6の女スパイ・ヴィクトリア役に、主演作『テンペスト』の公開を6月11日に控えるヘレン・ミレンが紅一点として加入します。

　アクション満載の本作の中でも、フランクとイケメン若手捜査官クーパーとの迫力ある肉弾戦や、時にトラブルメーカーになりながらも随所で光るマーヴィンの活躍、容赦なくマシンガンをぶっ放すヴィクトリアの爽快感など、まさにエンタテインメント。「まだまだ若い者には負けない！」と言わんばかりに、目の前に立ちはだかる数々の強敵達を爽快なまでに打ち倒して行きます。本編は2時間足らずですが、テンポ良くストーリーが展開するため、充実した満足感を得られる作品です。

　若造よ、かかってきやがれ！