ソニー、「Xperia X10(SO-01B)」をAndroid 2.3へアップデートすることを正式決定
Android 1.6を採用したシングルタッチのスマートフォンとしてリリースされたにもかかわらず、昨年11月にはAndroid 2.1へのアップデートを果たし、さらには悲願のマルチタッチ対応まで果たした「Xperia X10(日本向けモデルはSO-01B)」ですが、なんと最新のAndroid 2.3にアップデートされることが明らかになりました。
詳細は以下から。
Update on Xperia X10 | Product Launch Blog
ソニーグループの携帯電話メーカー、ソニー・エリクソンの公式ブログによると、同社は従来「Xperia X10」について、Android 2.2以降へのアップデートを行わないとしていましたが、Android 2.3(Gingerbread)へのアップデートを行うことを正式決定したそうです。アップデート時期は2011年第2四半期〜第3四半期前期を予定。
なお、各国のキャリア向けにカスタマイズされたモデルがアップデートできるかどうかについては、今度さらなる情報を提供するとしています。
Android 2.3へアップデートするにあたって、従来と使い勝手が異なる主な点は以下の通り。
・カメラのインターフェースがAndroid標準のものとなり、顔認識機能や笑顔認識機能が失われる
・DRM(デジタル著作権管理)キーがアップデートによって失われる
・Xperia X10向けに提供されていたデータのバックアップ・復元ソフトが利用できなくなる
・音楽や動画、写真といったコンテンツをシームレスに楽しめる「Mediascape」が「Xperia arc」などに搭載されているメディアプレーヤーと置き換えられる
このほかにも一度アップデートを行うとダウングレードはできなくなるほか、アップデートの過程でメモリカードではなくXperia本体に保存していたデータが失われるなど、いくつかの注意点があるものの、Android 2.3へアップデートすることで得られる大きなメリットはパフォーマンスの向上やFlashコンテンツへの正式対応という点。
発売されてから半年も経たないうちにアップデートの打ち切りが告知され、Android 1.6のまま利用せざるを得なくなった「IS01」や「LYNX(SH-10B)」とは対称的に、積極的にアップデートが提供されている感のある「Xperia X10」ですが、日本向けモデルのアップデートについても期待が高まりそうです。
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