『国家代表!?』より (C)2009KM CULTURE, SHOWBOX/MEDIAPLEX ALL RIGHTS RESERVED
東北関東を襲った震災のあまりに大きな被害状況を目の当たりにし、自分の無力さを痛感して落ち込んでいる中、ふと見つけたDVDに元気づけられました。

2010年10月に日本で劇場公開され、現在、DVDがリリースされている韓国映画『国家代表!?』です。

うだつの上がらない男たちが、未経験のスキージャンプに挑戦し、冬季オリンピックで金メダルを目指すという、実話をモチーフにした物語です。

スキージャンプといえば、1998年の長野オリンピックで、原田雅彦選手、船木和喜選手ら「日の丸飛行隊」が、ラージヒル団体で金メダルを獲得したことが、未だ記憶に新しいところです。本作では、その裏側で展開された韓国チームの奇跡が描かれています。

1996年、冬季オリンピック誘致のため、スキージャンプの国家代表チームを急きょ組織することになった韓国。駆り出されたのは、ジャンプ未経験の落ちこぼれメンバーでした。

母を探してアメリカからやってきたボブ、元薬物中毒の女好きフンチョル、祖母と問題児の弟を抱えるチルグ、父に頭が上がらない焼肉屋のジェボク。スキージャンプ未経験の彼らが、傾斜35度の急斜面を、時速90キロ以上のスピードで滑走し、100メートル以上も空を飛ぶスキージャンプに挑みます。元こどもスキー教室の講師だったパンコーチの原始的で型破りなトレーニングで、少しずつ実力を積み上げていき、やがて見る人の心を揺さぶる奇跡を巻き起こします。

恋、友情、家族愛が、さわやかに描かれたストーリーは、韓国で860万人を動員する大ヒットを記録。日本語字幕を監修した、作家のいとうせいこうは「しっかりした構成の中に、笑いや、息抜きや、感動を次々盛り込んであるプロフェッショナルな作品。その流れを一瞬たりとも止めないように監修しました」とコメントを寄せています。

また、スポーツ中継などに使われる移動撮影システムCAMCATを導入した競技映像も必見。急斜面を滑走するスピード感、踏み切り台から空中に飛び出す際の浮揚感、着地点で待ち構える観客のライブ感を迫力の映像で表現しています。

ダメ男たちが巻き起こす奇跡に、笑ったり、泣いたりしているうちに、きっと明日へ向かう元気が湧いてくるでしょう。東北関東で頑張る“国家代表”の皆さんにエールを送ります。

『国家代表!?』のダメ男たちの奇跡にエンター!

■勝手にキャッチフレーズ!
「ダメ男たちが巻き起こす最高の奇跡」

■関連リンク
『国家代表!?』公式サイト

■レコメンド
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