移籍騒動が取りざたされているマンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーが20日、声明を発表し、同クラブからの退団を希望していることを認めた。

「先週、デイヴィッド・ジル(CEO)と会ったが、チームの将来に対して求めていた保証をしてもらえなかった。そのとき、新契約にサインはしないと伝えたんだ。アレックス・ファーガソン監督が何と言うか、興味があった。昨日(19日)の彼の発言の一部には驚かされたよ。確かに彼の言ったように、僕と代理人は何度もクラブと新契約について会談した。8月の会談で、僕はクラブが世界最高の選手たちを惹きつけ続けられるかどうか、保証を求めていたんだ」

「僕は常にマンUに対して最大限の敬意を払ってきた。その素晴らしい歴史と、何よりも、幸いにも自分が一端を担えたこの6年間を考えれば、そうしないはずがないだろう? 自分にとって大切なのは勝つことだけだ。サー・アレックスのチームが常にそうしてきたようにね。だからこそ、自分の質問は正しいものだったと思う」

「最近は困難があったけれど、僕は常にサー・アレックスに対して大きな借りがある。彼は偉大な指揮官で、僕の師匠だ。18歳のときにエヴァートンからここへ来たときから、自分を助け、支えてきてくれた。ユナイテッドのために、彼がずっと続けられることを願っているよ。彼は本当の天才なんだからね」

なお、ルーニーは20日に行なわれたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節のブルサポル戦を欠場している。ファーガソン監督は19日、ルーニーが練習中に足首を負傷して担架で運ばれたとし、同選手の欠場を明かしていた。