Intel社長兼CEOのPaul S. Otellini(ポール・オッテリーニ)氏

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 米インテル(Intel)は現地時間19日、セキュリティ企業のマカフィー(McAfee)の全普通株式を、約76億8,000万ドル(6552億円、1株当たり48ドル)の現金で取得することでマカフィーと合意した。マカフィーは、インテルのソフトウェア&サービス事業本部傘下の完全子会社として事業を存続する。

 インテルは、各分野の有力ソフトウェア企業に焦点を当てた計画的な戦略を推進する一環として、マカフィーに加え、これまでもウインドリバーやハボックなどを買収している。インテル社長 兼CEO(最高経営責任者)のポール・オッテリーニ氏は「インターネット接続機器が広範囲にわたり急拡大するとともに、私たちの生活の場面でもオンラインに接する機会が増えてきています。これまでは、“電力効率に優れた性能”と“インターネット接続”がコンピューティングの必須要件とされていました。今後は、あらゆるコンピューティング体験でユーザーが期待する点として、“セキュリティー”がこれらに続く第3の柱になります。マカフィーの製品や技術がインテルのコンピューティングに加わることにより、セキュリティーの技術革新や製品、サービスで優れた実績のある優秀な人材を通して、業界と消費者がより安全で安心して利用できるインターネット接続を提供できるようになります」とのコメントを寄せている。

 一方マカフィー社長 兼 CEOのデヴィッド・デウォルト氏は「サイバー脅威の構図は、毎月数百万に上る新しい脅威が生まれるなど、ここ数年で大きく様変わりしています。今回の買収により、私たちはより安全、安心で、信頼できるインターネット接続機器の利用体験を実現できるようになります」とのコメントを寄せている。

 インテルとマカフィーは、セキュリティー・ソフトウェアとハードウェアの組み合わせを単一で提供できるようにし、クラウド・ネットワークや人々の日常生活で利用される多種多様なコンピュータと機器のセキュリティーをさらに堅固にするため、将来の製品コンセプトを共同研究する計画だとしている。


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