マラドーナ:「L・ファビアーノは“神の手”じゃない」
かの有名な1986年大会のイングランド戦のときと違い、“神の手”ではない――アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督が、ブラジル代表FWルイス・ファビアーノを否定した。L・ファビアーノは20日、南アフリカ・ワールドカップのグループリーグ第2節で、コートジボワールを相手に2ゴールを挙げた。だが、2点目の際はハンドの助けがあり、おそらくはマラドーナ監督と比較すべく、L・ファビアーノはそれを認めている。
だが、マラドーナ監督はL・ファビアーノのコメントに対して意見を求められると、「あれは“神の手”じゃなかった。ただ、彼の腕だったというだけだ」とコメント。「彼のハンドはかなり明らかだった。2度触れたんじゃなかったかと思う」と続け、さらにこのように話した。
「ゴールが決まってから、フランス人のステファン・ラノイ主審の笑顔を見た。私が86年にハンドでゴールを決めたときの主審の顔はよく覚えているよ。疑念でいっぱいだった。だが、昨日の主審は笑っていたんだ。つまり、L・ファビアーノの反則を明らかに見ていたという意味さ」
一方、マラドーナ監督は「イタリア(が2試合連続ドローに終わったこと)? 82年のスペイン大会でのカメルーン戦、ペルー戦のことを思い出すね。でも、彼らはそれから世界チャンピオンになったんだ」と、マルチェッロ・リッピ監督率いるアッズーリ(イタリア代表の愛称)に、優勝の可能性がなくなったわけではないと語った。
また、同監督は強豪国がそれぞれグループリーグを突破できると考えているようだ。
「最終的にはすべて勝ち上がってくるだろう。良い悪いはあるかもしれない。だが最後には、彼らはやれるはずさ。そして、我々はみんなと勝負しなければいけないということだ。今日、スペインのテレビを見ていたんだが、スペインはいずれにしても(グループリーグを)突破するはずだって言っていたよ。サッカーではこういうこともあるものだ」
一方で、マラドーナ監督はアルゼンチンが明らかにほかよりも上に立っているとの見方について、次のように反論している。
「すべてのチームがエンジンをかけているところだ。勝負が本当に厳しいものになったら、誰が勝つか分かるだろう」とコメント。「我々は優勝候補じゃない。私は、W杯を戦うということ、この冒険を経験する意味を知っている。有力候補だなんて思われたくないね。南アフリカへ来る前も嫌だったし、それは今も変わらない。我々は良いプレーをし、アルゼンチン国民を満足させるためにここへ来ているんだ」
「ゴールが決まってから、フランス人のステファン・ラノイ主審の笑顔を見た。私が86年にハンドでゴールを決めたときの主審の顔はよく覚えているよ。疑念でいっぱいだった。だが、昨日の主審は笑っていたんだ。つまり、L・ファビアーノの反則を明らかに見ていたという意味さ」
一方、マラドーナ監督は「イタリア(が2試合連続ドローに終わったこと)? 82年のスペイン大会でのカメルーン戦、ペルー戦のことを思い出すね。でも、彼らはそれから世界チャンピオンになったんだ」と、マルチェッロ・リッピ監督率いるアッズーリ(イタリア代表の愛称)に、優勝の可能性がなくなったわけではないと語った。
また、同監督は強豪国がそれぞれグループリーグを突破できると考えているようだ。
「最終的にはすべて勝ち上がってくるだろう。良い悪いはあるかもしれない。だが最後には、彼らはやれるはずさ。そして、我々はみんなと勝負しなければいけないということだ。今日、スペインのテレビを見ていたんだが、スペインはいずれにしても(グループリーグを)突破するはずだって言っていたよ。サッカーではこういうこともあるものだ」
一方で、マラドーナ監督はアルゼンチンが明らかにほかよりも上に立っているとの見方について、次のように反論している。
「すべてのチームがエンジンをかけているところだ。勝負が本当に厳しいものになったら、誰が勝つか分かるだろう」とコメント。「我々は優勝候補じゃない。私は、W杯を戦うということ、この冒険を経験する意味を知っている。有力候補だなんて思われたくないね。南アフリカへ来る前も嫌だったし、それは今も変わらない。我々は良いプレーをし、アルゼンチン国民を満足させるためにここへ来ているんだ」