海外のブルーレイ作品が日本で再生できるかどうか判別できるサイト

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海外の『Amazon』で映画等のブルーレイディスクを買う利点。それは、日本よりも安く手に入り、日本よりも早く手に入る点だ。さらに、まだ上映中の映画なのに(まだ上映していない映画なのに)、すでにブルーレイディスクとして販売されている事もあり、ディープな映画ファンは「どうして日本の公開は遅いんだ!」と思っているはず。

イギリスやドイツ、フランス、北米などの『Amazon』でブルーレイディスク作品を購入することにより、早く安く、好きな作品を見ることができるわけだ(送料も数百円で日本の送料と変わらないほど激安である)。しかし、問題もある。海外のブルーレイディスク作品には、日本語字幕や日本語吹き替えがない場合があるのだ。もともと日本向けじゃないのだから日本語字幕などがなくて当然なのだが、なぜか海外版なのに日本語字幕や日本語吹き替えが入っているブルーレイディスク作品もある。

そこで知りたいのは、「どの国で販売している、どの作品が日本語対応なの!?」という部分。それがわかるサイトがあるのでご紹介したい。まずひとつが、『Amazon.co.jp』(日本アマゾン)のフォーラム『海外版blu-ray』だ。このフォーラム『海外版blu-ray』では、実際に海外の『Amazon』でブルーレイディスク作品を購入した人達が、日本語字幕や日本語吹き替えの有無について報告しあっているのである。

また、ブルーレイディスク作品には地域によって再生できないようにできるリージョンコードというシステムが導入されている。ヨーロッパ(リージョンコードB)のブルーレイディスク作品は日本(リージョンコードA)で再生できないが、北米(リージョンコードA)のものは日本でも再生できる……ということになっている。しかしヨーロッパのブルーレイディスク作品でも日本で再生できるものが多くあり、リージョンコードBと表示されていてもなぜか日本で再生できることがあるという。

それらのリージョン情報も含め、フォーラム『海外版blu-ray』には詳しく書かれているのでチェックしてみるといいだろう。また、日本語字幕や日本語吹き替えの有無をまとめたサイト『ブルーレイディスク海外輸入版・字幕/吹き替え有り無しリスト』も非常に便利なので、ここもチェックしておきたい。

試しに『Up』(カールじいさんの空飛ぶ家)のブルーレイディスクを『Amazon.co.uk』から購入してみたが、日本語字幕や日本語吹き替えがないばかりか、日本では再生できなかった。確かに『ブルーレイディスク海外輸入版・字幕/吹き替え有り無しリスト』に書かれていた通りだった。近年稀にみる傑作『District 9』(第9地区)の北米版は日本で再生可能らしいが、あえてイギリスの『Amazon』で購入してみた。リージョンコードBでありながら、日本でも再生できるという話があったからだ(再生できたかどうかについては後日報告したい)。とはいえ、日本語字幕と日本語吹き替えはないという。

注意点として最後にひとつ。上記のサイトはあくまで個人が書き込みをして報告しているだけなので、必ずしも100パーセント正確とは限らない。書き込みの通りに買ってみたが実際は日本語字幕がなかったということもありえるので、あくまで参考にする程度にし、買って日本語がなかったとしても「恨みっこなし」の気持ちで購入していこう。

写真: 記者が購入した『Up』(カールじいさんの空飛ぶ家)

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