24日に行われた延期分のセリエA第17節で、ミランはフィオレンティーナに敵地で2−1と勝利を収めた。だが、アドリアーノ・ガッリアーニ副会長は急いでVIPスタンドを後にしなければならなかった。フィオレンティーナのサポーターから激しい抗議を受けたからだ。

ボディーガードに警護された同副会長は、終盤にPKが与えられなかったことに怒るヴィオラのサポーターから非難されている。ロゼッティ主審の判定はフィオレンティーナを激怒させた。クラブはかん口令を敷き、レオナルド監督も試合後、ファウルがあったことを認めている(「主審は(ファウル後にシュートを打った)ケイリソンへのアドバンテージをとったんだと思う」)。

試合後に唯一口を開いたのは、ヴィオラのオーナーであるディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏だ。

「かん口令? そうしなければ、よろしくないことを言う必要があり、我々はそうはしたくなかった。あまりにも明確なことがあった。適切な場所で、明確かつ正しいやり方で、自分たちの意見を言おう」

「もはや試合は終わったんだ。我々は勝利にふさわしかった。今は土曜の試合に勝つことを考えよう。気持ちを保ち、怒りを気迫へと変える必要がある。サポーターも悔しがっているが、冷静さを保たなければならない」

「決断を下す人間は、良いことのためにしなければいけない。選手たちには、素晴らしい試合をしたことを誇りに思っていると伝えた。(フィレンツェの名物)ステーキでも食べに行けと言ったよ」