セリエAの首位インテルと2位ミランは24日、ミラノダービーで直接対決を迎える。ミランのリーグ戦(延期分のフィオレンティーナ戦)とコッパ・イタリア準々決勝(対ウディネーゼ)の日程が変わり、インテル側が不満を示して騒動となっている件について、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長はイタリア『スカイ』で、次のように話している。

「インテルの日程はまったく変わっていないから、彼らには連絡されなかった。インテルのユヴェントス戦(コッパ・イタリア)は以前から28日の木曜となっている。それはテレビ側の要求でもあり、アサッカーにおいてこれは考えないわけにはいかないことだ。ミランはダービーの前の扱いが平等ではないと主張した。いずれにしても、ミスター・パオリッロ(インテル代表取締役)と騒動を起こすつもりはない」

インテルのジョゼ・モウリーニョ監督はシエナとの試合後、「ダービーは日曜に行われるだろう。ガッリアーニがレーガ・カルチョの会長に連絡し、日程を変更しなければね」と話していた。ガッリアーニ副会長はこれに対し、「ミスター・モウリーニョには、私はダービーの日程を変更することを考えていないと答えておくよ」とコメントしている。

さらに、同副会長は「ライバル心は激しいけど、この街(ミラノ)は満足しなければいけないと思う。リーグのトップに立ち、チャンピオンズリーグのベスト16に進出した2チームがあることにね」とつけ加えた。