20日のセリエA第17節でラツィオを下し、ライバルとの勝ち点差を広げたインテル。ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、イタリア『スカイ』のインタビューでチャンピオンズリーグについても言及した。決勝トーナメント1回戦で対戦する古巣チェルシーが、インテルに恐れをいだくかどうかを尋ねられ、同監督はこのように答えている。

「いや、そうは思わない。それは彼らの文化ではないんだ。あそこには2004年から09年までのグループがあり、勝者のメンタリティーを持っている。どのチームも恐れることはない。おそらく、彼らはシュトゥットガルトやCSKAモスクワ、オリンピアコスといったクラブと対戦する方が良いと思っていただろう。だが、我々のことを恐れていないことは確かだ」

一方、前任者のロベルト・マンチーニ監督がマンチェスター・シティの指揮官に就任したことについて、モウリーニョ監督は「イングランドのサッカーは彼がずっと過ごしてきたそれと完全に異なるものだ。彼にとって忘れられない経験になるだろう。マンチーニは優秀な指揮官で、大金を費やす会長もいる。彼がイングランドでハッピーにならないはずがないと思うね」と語った。

また、モウリーニョ監督は1月の補強についてもコメントしている。

「ストライカーの獲得を求めてはいない。私が言ったのは、可能なら完璧だが、そうじゃなければそうじゃないということだ。会長は正しいよ。このまま進むべきなら、このまま進んでいく。クラブは夏に大変な努力をし、一方でズラタン・イブラヒモビッチを売却して大金を得た。今の我々はやや困難にある。サミュエル・エトーが1カ月離脱するし、ディエゴ・ミリートとダビド・スアソ、マリオ・バロテッリがいるが、バロテッリはすぐにカードを受けかねない。エトーは我々にとって重要な試合を欠場するんだ。だが、モラッティ会長は正しいよ」