マンチェスター・ユナイテッドのマイケル・オーウェンが、CLのヴォルフスブルクでそけい部の痛みを覚えて途中退場、3週間ほど戦列を離れることになった。

29歳のオーウェンは試合当日の朝、W杯予選のウクライナ、ベラルーシ戦に向けてイングランド代表への復帰希望を口にしたばかり。スタンドにはファビオ・カペッロ代表監督が視察に来ており、リーグ戦での好調も合わせて、この試合でいいプレーを見せれば代表招集も現実のものとなるかもしれなかった。

オーウェンは週末にそけい部を負傷したが、ヴォルフスブルク戦の出場を志願。しかし、わずか20分プレーしただけでベルバトフと交代することになった。

ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、「彼は日曜日の練習後にそけい部に違和感を覚えたんだ。月曜日は少し練習したが、火曜日は休養を取ったのでもう大丈夫かと思った。しかし、そけい部はやっかいなもので、濡れたピッチで素早いターンをしたところでまた痛みが再発した。それで交代させざるを得なかったんだ。深刻なものではないが、そけい部のケガはときに面倒なもので、2、3週間はかかるだろう。だが、フィットネスのレベルはとてもいい状態にあるので、それほど心配することもない」と説明した。