9日の欧州CLグループリーグ最終戦のブレーメン戦で欧州カップ戦出場記録を「117」に伸ばしたインテルのアルゼンチン代表DFハビエル・サネッティ(35)。現役時代のキャリアを全てインテルで過ごした元イタリア代表のDFジュゼッペ・ベルゴミの記録に並んだサネッティが、現在の心境を語った。

「(1−2敗戦だったため)もう少し良い形でお祝いしたかった。重要なのは決勝トーナメントへ進出することであり、その目標は最終戦を前に達成していた。首位突破を果たしたかったのだが…。決勝トーナメントの抽選結果に注目して、2月に備えたい」とサネッティ。

一方、ベルゴミの記録に並んだことについては「当時21歳と若く、アルゼンチンの小さなクラブから来た無名の自分に、モラッティ会長は全幅の信頼を寄せてくれた。自分にとってインテルは第二の故郷だ。一流選手が多く在籍し、大きなプロジェクトがあるここインテルで、プロフェショナルとしての才能を開花し、モラッティ家の信頼を得ることは重要だった。会長のお陰で急成長を遂げることができた。また、ミラノという大きな街に馴染むことができたのも会長のお陰だ。様々な苦労もあったが、このクラブに長く在籍することができたことを嬉しく思っている。ここでサッカー選手としての歴史を築き、ベルゴミという偉大な選手の記録に並ぶことができた」と感慨深げに語った。