海外のスマートフォンの「アクセサリ」のゲット術【世界のモバイル】
日本でも海外メーカー製のスマートフォンの種類が増えてきた。しかしアクセサリや周辺機器の海外製品の入手はまだ容易ではない。
そこで、今回は海外でのショップや周辺機器事情をレポートしてみよう。
■海外でメジャーな製品が日本にも続々上陸
ここのところ日本でもスマートフォン新製品の発表が相次いでいる。HTCの最新モデルが各通信事業者から発表されるなど、海外メーカーが大きく躍進しているのも特徴だ。AppleのiPhone、RIMのBlackBerry、そしてNokiaの端末などをあわせれば常時10機種近くが日本でも発売されるようになっている。そしてこれらの海外メーカー端末は通信事業者が販売するものの、ハードウェアは海外で発売されている同系機と同じ「海外モデル」である。
そのため各種の周辺機器やアクセサリなどは日本製の携帯電話よりも数が少なく、バリエーションも少ないというのが現状だ。さすがにiPhone 3G用のケースなどは多数出てきているが、HTCやNokia、BlackBerryの周辺機器は純正品もサードパーティー製品も日本での入手はあまり容易ではない。PDA関係の専門ショップも増えてはいるものの、実際に手にとって商品をチェックしてから買いたいと思うユーザーに取って、販売店の数はまだ少ないといえるだろう。
そこでもしも海外旅行に行く機会があったら、海外でスマートフォンのアクセサリを買うことを考えてみてはいかがだろうか?
上記にあげたHTC、Nokia、BlackBerryなどは海外では有名、大手のメーカーだ。逆に言えば日本メーカーの携帯電話やスマートフォンは海外ではマイナーでありアクセサリなどは見つけることは難しい。海外で周辺機器やアクセサリを買うメリットは、日本より価格が安く種類も豊富なことだ。特に日本ではなかなか売られていないような純正周辺機器も海外なら普通に販売されていることが多い。またケースやスクリーンプロテクターの種類も豊富で価格も安価だ。
海外旅行のツアーなどでは自由時間があることも多いので、現地のコンピューターショップやスマートフォン/携帯電話ショップに立ち寄ってみてはいかがだろうか。大規模なショッピングセンター内のショップでケースなどもきれいに陳列されている店であれば、値段は日本と買うのとあまり変わらない場合も多い。ガイドなどに聞いて地元のコンピューターセンターのようなところを教えてもらうといいだろう。
ちなみにコンピューターショップなどは観光客があまりいかないところも多く、日本語が通じることは無いと考えたほうがよい。お土産店やレストランで日本語が通じたからといって、その国全体で日本語が使えるわけではないので注意が必要だ。またカードが使えるかどうかは支払いの前に事前にお店で確認しよう。
■これが海外のスマートフォン販売ショップ
世界各国の大都市には、コンピューターセンター、携帯電話センターのようなところがある。アジアなら台湾の光華商場や台北駅前のNOVA、香港の旺角電脳や先達廣場、シンガポールのSim Lim Square、バンコクのMBKやバンティッププラザなどが有名だろう。これらの場所に行ってみれば意外と外国人がスマートフォンを買っている光景を目にする。日本以外の海外では他国で安いスマートフォンや携帯電話を買って自国で使うユーザーも結構多いため、それらのスマートフォン用アクセサリを売っている店も多数あるのだ。
ところで、これらのスマートフォンを扱う店はどのような雰囲気なのだろう? 今回は香港のMongKokにある「Sim City」という小規模なコンピューターセンターを訪れてみた。ビルの中にはコンピューターやデジカメ関連ショップのほかにスマートフォンやNetbookなどを専門に扱っている店が多数入っている。そのショップの店内を見てみるとスマートフォンの新品や中古品が売られているほか、ケースや電池、充電器など多数のアクセサリが販売されている。これらを見ることで海外ではスマートフォンが一般的な商品になっていることを実感できる。そして自分の所有しているHTCやNokiaがメジャーな製品であることも十分理解できるだろう。
さてスマートフォンのアクセサリを買う場合、日本と海外では製品名が異なることもあるので注意が必要だ。たとえば「S11HT」といった事業者型番は日本固有のもの。S11HTなら海外では「HTC TyTN II」または「Kaiser」が正式名称だ。そのためアクセサリを購入するときは型番ではなく自分のスマートフォンを見せて「これにあうケースはないか」のように聞いたほうがいいだろう。
また海外のスマートフォンショップではディスプレイを保護する「保護シール」をその場で貼り付けサービスしてくれることも多い。保護シールは自分で貼り付けるのは慣れるまではなかなか難しいもので、数枚買ったのに全部失敗してしまった経験のある人もいるだろう。海外のショップならば「貼って欲しい」と伝えなくとも、お金を払うと即座に保護シールのパッケージをあけて貼り付けサービスをしてくれることが多いのだ。もちろん念のために「貼り付けしてほしい」と伝えるとよい。またその店が貼り付けサービスをしていないようであれば、他の店を捜してみるのもいいだろう。
ケースなどは購入時に“試着”させてもらうのがよい。ホテルの部屋に帰って箱を開けてみたら自分のスマートフォンがうまくはいらなかったなどということもありうるからだ。翌日に再訪するのも面倒であるし、お店によっては交換ができないこともある。充電器などもできればその場で充電テストをさせてもらうといいだろう。このようにスマートフォンのアクセサリは洋服やお土産をなど、海外旅行で一般的にものを買うときとは若干勝手が違うことに気をつけたい。
日本の通信事業者から販売されていても海外メーカーのスマートフォンは海外でも同系モデルがそのまま販売されていることが多く、今回紹介したように海外でアクセサリを買うことも可能であるのだ。次の海外旅行時には現地でスマートフォンのアクセサリ購入を予定にいれてみてはいかがだろうか?
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山根康宏
著者サイト「山根康宏WEBサイト」
そこで、今回は海外でのショップや周辺機器事情をレポートしてみよう。
■海外でメジャーな製品が日本にも続々上陸
ここのところ日本でもスマートフォン新製品の発表が相次いでいる。HTCの最新モデルが各通信事業者から発表されるなど、海外メーカーが大きく躍進しているのも特徴だ。AppleのiPhone、RIMのBlackBerry、そしてNokiaの端末などをあわせれば常時10機種近くが日本でも発売されるようになっている。そしてこれらの海外メーカー端末は通信事業者が販売するものの、ハードウェアは海外で発売されている同系機と同じ「海外モデル」である。
そこでもしも海外旅行に行く機会があったら、海外でスマートフォンのアクセサリを買うことを考えてみてはいかがだろうか?
上記にあげたHTC、Nokia、BlackBerryなどは海外では有名、大手のメーカーだ。逆に言えば日本メーカーの携帯電話やスマートフォンは海外ではマイナーでありアクセサリなどは見つけることは難しい。海外で周辺機器やアクセサリを買うメリットは、日本より価格が安く種類も豊富なことだ。特に日本ではなかなか売られていないような純正周辺機器も海外なら普通に販売されていることが多い。またケースやスクリーンプロテクターの種類も豊富で価格も安価だ。
海外旅行のツアーなどでは自由時間があることも多いので、現地のコンピューターショップやスマートフォン/携帯電話ショップに立ち寄ってみてはいかがだろうか。大規模なショッピングセンター内のショップでケースなどもきれいに陳列されている店であれば、値段は日本と買うのとあまり変わらない場合も多い。ガイドなどに聞いて地元のコンピューターセンターのようなところを教えてもらうといいだろう。
ちなみにコンピューターショップなどは観光客があまりいかないところも多く、日本語が通じることは無いと考えたほうがよい。お土産店やレストランで日本語が通じたからといって、その国全体で日本語が使えるわけではないので注意が必要だ。またカードが使えるかどうかは支払いの前に事前にお店で確認しよう。
■これが海外のスマートフォン販売ショップ
世界各国の大都市には、コンピューターセンター、携帯電話センターのようなところがある。アジアなら台湾の光華商場や台北駅前のNOVA、香港の旺角電脳や先達廣場、シンガポールのSim Lim Square、バンコクのMBKやバンティッププラザなどが有名だろう。これらの場所に行ってみれば意外と外国人がスマートフォンを買っている光景を目にする。日本以外の海外では他国で安いスマートフォンや携帯電話を買って自国で使うユーザーも結構多いため、それらのスマートフォン用アクセサリを売っている店も多数あるのだ。
ところで、これらのスマートフォンを扱う店はどのような雰囲気なのだろう? 今回は香港のMongKokにある「Sim City」という小規模なコンピューターセンターを訪れてみた。ビルの中にはコンピューターやデジカメ関連ショップのほかにスマートフォンやNetbookなどを専門に扱っている店が多数入っている。そのショップの店内を見てみるとスマートフォンの新品や中古品が売られているほか、ケースや電池、充電器など多数のアクセサリが販売されている。これらを見ることで海外ではスマートフォンが一般的な商品になっていることを実感できる。そして自分の所有しているHTCやNokiaがメジャーな製品であることも十分理解できるだろう。
中古スマートフォンやボディーパーツ、そしてBluetoothヘッドセットなども売られている | こんな特価品の箱も。掘り出し物があるかもしれないので、恥ずかしがらずに中を見てみよう |
さてスマートフォンのアクセサリを買う場合、日本と海外では製品名が異なることもあるので注意が必要だ。たとえば「S11HT」といった事業者型番は日本固有のもの。S11HTなら海外では「HTC TyTN II」または「Kaiser」が正式名称だ。そのためアクセサリを購入するときは型番ではなく自分のスマートフォンを見せて「これにあうケースはないか」のように聞いたほうがいいだろう。
また海外のスマートフォンショップではディスプレイを保護する「保護シール」をその場で貼り付けサービスしてくれることも多い。保護シールは自分で貼り付けるのは慣れるまではなかなか難しいもので、数枚買ったのに全部失敗してしまった経験のある人もいるだろう。海外のショップならば「貼って欲しい」と伝えなくとも、お金を払うと即座に保護シールのパッケージをあけて貼り付けサービスをしてくれることが多いのだ。もちろん念のために「貼り付けしてほしい」と伝えるとよい。またその店が貼り付けサービスをしていないようであれば、他の店を捜してみるのもいいだろう。
保護フィルムはその場で貼り付けしてくれるのがうれしい |
ケースなどは購入時に“試着”させてもらうのがよい。ホテルの部屋に帰って箱を開けてみたら自分のスマートフォンがうまくはいらなかったなどということもありうるからだ。翌日に再訪するのも面倒であるし、お店によっては交換ができないこともある。充電器などもできればその場で充電テストをさせてもらうといいだろう。このようにスマートフォンのアクセサリは洋服やお土産をなど、海外旅行で一般的にものを買うときとは若干勝手が違うことに気をつけたい。
革ケース、シリコンジャケット、クリスタルケースなどの種類も豊富だ |
日本の通信事業者から販売されていても海外メーカーのスマートフォンは海外でも同系モデルがそのまま販売されていることが多く、今回紹介したように海外でアクセサリを買うことも可能であるのだ。次の海外旅行時には現地でスマートフォンのアクセサリ購入を予定にいれてみてはいかがだろうか?
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山根康宏
著者サイト「山根康宏WEBサイト」