欧州CLグループリーグ初戦(第1レグ)が各地で行われた16日、アウェーでパナシナイコス(ギリシャ)と対戦したインテルは、途中出場したFWアドリアーノの復活弾もあり2−0の勝利を収めた。

ギリシャの首都アテネのスピロス・ルイス・スタジアムは、7万人超の熱狂的なパナシナイコスサポーターで埋め尽くされる完全アウェー。異様な空気に包まれながらも、ジョセ・モウリーニョ監督率いるインテルは、初陣を白星で飾った。

まずは前半27分。中央からインテルFWイブラヒモビッチが左サイドでフリーとなったMFマンシーニにパス。今夏移籍市場でASローマから入団したブラジル人MFマンシーニが、左足で冷静に決めてインテルが先制し、1点リードで前半終了。

勝利を確信する2点目は後半40分。同36分に途中出場したばかりのブラジル人FWアドリアーノが決めた。カウンターからイブラヒモビッチがドリブルで相手陣地に持ち込むと、最後はDF3枚の裏へ右足アウトサイドでエリア内の空きスペースに技ありのパス。DFを振り切り抜け出したアドリアーノが、得意の左足で豪快にネットを揺らした。アドリアーノの皇帝復活弾もあり、欧州CL優勝を今季の最大目標に挙げるインテルが幸先の良いスタートを切った。