平川地一丁目の弟、林直次郎が映画初出演

　「すごい！世界ってこんなに熱いものだったんだ」。すべてが、きらめいていた。誰しもが通り過ぎてきた、甘くて痛いあの時間。田んぼと山に囲まれた町の普通の高校生たちのキラキラした瞬間…。3月下旬より全国公開となる「檸檬のころ」で映画初出演を果たすのは、兄弟ギターデュオ・平川地一丁目の弟、林直次郎(16)。雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルで中高生を中心に人気の榮倉奈々(18)、「リアル鬼ごっこ」など映画出演が相次ぐ谷村美月(16)ら10代の若き才能と共演する。

　6日、東京・スペースFS汐留にて「檸檬のころ」完成披露試写が主演の榮倉奈々と谷村美月、林直次郎、柄本佑、岩田ユキ監督を迎えて行われた。岩田監督は出演者達を前にして「役と役者さん本人が段々と寄り添っていくのが見られました。役者さんが役に寄り添い、役が役者さんに吸収されていく感じでした。」と撮影現場について明かした。

　主演の榮倉奈々が「谷村さんと林さんの恋愛がとても甘酸っぱかった。」と語ると、もう一人の主演・谷村美月は「林さんは、最初の本読みの段階はやりずらかったけど、演技に入ってからはその違和感はなかった。」と本音トーク。対する林直次郎は「そういう所も含めて本番も頑張りました。」と素直に答えると、「すごく緊張しました。カットの声が掛かる前に動いてしまったり、途中で笑ってしまったりしましたが、結果はいいものになったと思うし、とても楽しかったです。本当に良い思い出になりました。」と映画初出演を経験した感想を述べた。

　物語は、林直次郎演じる軽音楽部の辻本一也が初めて作った曲の作詞を、谷村美月演じる白田恵に頼んだことから動き出す。林直次郎は自ら志願して、甘く切ない主題歌から、激しいロックな挿入歌までを担当。3月28日（予定）に主題歌「hikari」でソロデビューを果たす。

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