巨人・高木京介の事「全て話します」 笠原将生が賭博騒動を「暴露」
2015年に野球賭博問題で無期失格処分になった元巨人・笠原将生(しょうき)氏(28)が、「【暴露】高木京介の事を全て話します」と題した動画をユーチューブに投稿した。
同じく野球賭博に関与していた巨人の高木投手(29)への複雑な思いを吐露しつつ、現在の活躍を祝った。
「自分も正直、あの舞台に立ちたかった」
高木投手は当初、賭博の関与を否定していたが、16年に認めて1年間の失格処分となった。
処分明けには育成選手として再契約し、18年に支配下に昇格。今シーズンは中継ぎとして1軍で活躍し、10試合を投げて防御率1.64の好成績を収めている(5月18日時点)。
一方、笠原氏は処分後にユーチューバーに転身し、現役時代のエピソードを中心に配信している。5月18日には、「【暴露】高木京介の事を全て話します」と題した動画を公開した。
冒頭、高木投手の球界復帰後初勝利に触れ、「自分も正直、あの舞台に立ちたかった」と悔しさをにじませつつ、「ファンの皆さんもいろんな賛否両論の意見があると思いますけど自分は前向きに『おめでとう』と言いたいです」と祝福した。
「陰ながら応援させていただく」
賭博事件にも触れ、「自分が悪いことを誘ってしまって人生を棒に振らせてしまった」「今、(野球を)一生懸命されているっていうのは自分の励みにもなっている」と語った。
笠原氏は産経新聞のインタビューで、自身が高木投手に賭博の勧誘をしたと明かし、巨人軍の調査には「(野球賭博をするために)京介さんの名義を借りただけ、という設定なら納得すると思ってそう説明した。証拠もないから、自分に全部なすりつける設定にしようと。京介さんも『守ってくれてありがとうございます』と言っていた」と話している。
動画は、「陰ながら応援させていただく感じにはなると思うんですけど、これからもご活躍をお祈りしております」とエールで締めくくった。