いくら大阪でも洒落にならないと話題になった大阪メトロ英語版公式ページでの誤訳騒動。堺筋線を「Sakai muscle(サカイマッスル)」などと直訳してしまい、これがネットで失笑を買う事態に発展した。

この事件(?)は時の経過と共に忘れられる――はずだった。しかし、なんとこの誤訳を用いた「堺筋線(サカイマッスル線)」のグッズが登場した。

めっちゃ強そう

「サカイマッスルTシャツ」や「サカイマッスルトートバッグ」が販売されているのは、個人クリエイターがオリジナルデザイングッズを自由に販売できる通販サイト「Tシャツトリニティ」。


堺筋線(サカイマッスル線)5.6オンスTシャツ (画像は「Tシャツトリニティ」より)

こちらのグッズを作成したのは、現役引退を表明したイチローが着用していたことで有名な「人の金で焼き肉が食べたい」や「叫ぶチーズ」などのTシャツも手がけているブランド「オノマトピア」だ。

地下鉄の車両から延びる強靭な二の腕が特徴的で、イラストの下には堺筋線と問題になった「Sakai Muscle line」の文字がプリントされている。ラインカラーである茶色で彩られているのもポイントだ。

商品紹介のページには、

「強そうなネーミングです。売れてます」

と記載。その剛腕で人気も掴んでいるようだ。

ツイッターでは、

「これ、ほしいわ」
「これ堺筋線にとってもいい宣伝じゃないか! 俺も欲しいなこれw」

などのコメントが寄せられている。

タイプも豊富でフライス Tシャツやラグラン、冬でも着られるスウェットやロングも用意されている。


堺筋線(サカイマッスル線)ロングTシャツ (画像は「Tシャツトリニティ」より)

このネタは好きだけど、いくら何でも着るのは躊躇ってしまう――そんなシャイな人のためにこんなものも販売されている。


堺筋線(サカイマッスル線)サコッシュ (画像は「Tシャツトリニティ」より)

トートバッグにサコッシュでも楽しめるのだ。サカイマッスルのパワーでバッグに入れた貴重品も守られている気がしてならないはずだ。

価格は5.6オンスTシャツが2480円(税込、以下同)、ロングTシャツが2580円。サコッシュは2200円。


こんなデザインも登場。アイラブ堺マッスル線フライスTシャツ (画像は「Tシャツトリニティ」より)

これだけでも十二分に面白いのだが、これだけに留まらない。

ミドウスジマッスルも餌食に

同じTシャツトリニティにあるブランド「柏洋堂」ではあの誤訳をTシャツ化して販売している。


御堂筋線(ミドウスジマッスルライン)ラグランTシャツ (画像は「Tシャツトリニティ」より)

地下鉄の車両すら登場しないまさかのイラストを採用した「御堂筋線(ミドウスジマッスルライン)」だ。

こちらも堺筋線(サカイマッスル線)同様に写真のラグランをはじめロングTシャツやトートバッグを販売している。


御堂筋線(ミドウスジマッスルライン)配色トートバッグ (画像は「Tシャツトリニティ」より)

価格はラグランTシャツが2500円、配色トートバッグが2300円となっている。

誤訳を逆手にとったムキムキなアイテムたち。これらを身につければ街でもどこでも注目度は高まること間違いなしだ。