鹿島MF小笠原満男が21年間の現役生活に幕…17冠を経験

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鹿島アントラーズは27日、MF小笠原満男(39)が現役を引退することを発表した。

小笠原は、大船渡高校から1998年に鹿島へと加入。同期は本山雅志、中田浩二、曽ヶ端準がいる。1年目にJリーグデビューを果たすと、3年目の2000年からはレギュラーに定着。2006年にはセリエAのメッシーナに期限付き移籍し、海外でのプレーも経験。セリエAで6試合に出場し1得点を記録した。

2007年には鹿島に復帰すると、再びレギュラーとしてプレー。2001年から2005年、2008年から2010年にはJリーグ優秀選手賞を受賞。2001年から2005年、2009年にはJリーグベストイレブン、2009年には最優秀選手賞を受賞した。

Jリーグ通算525試合69得点、リーグカップ通算63試合8得点、天皇杯通算59試合11得点を記録。AFCチャンピオンズリーグでは、通算44試合3得点を記録していた。

20冠を誇る鹿島において、Jリーグ優勝7回、リーグカップ優勝5回、天皇杯優勝4回、ACL優勝1回を経験し、17冠を達成。その他、A3マツダチャンピオンズカップ1回、スルガ銀行チャンピオンシップ優勝2回、ゼロックススーパーカップ優勝5回を経験している。

日本代表としても55試合に出場し7得点を記録。2002年の日韓大会、2006年のドイツ大会ではワールドカップのメンバーに選出されていた。小笠原はクラブを通じてコメントしている。

「今シーズンをもって、鹿島アントラーズで現役生活を終えるという決断をしました。これまで自分を支えてくれた方々、一緒に頑張ってきた選手達、応援してくれたサポーター、鹿島アントラーズに関わるすべての方々に感謝しています」

鹿島アントラーズという素晴らしいチームでここまでプレーでき、鹿島アントラーズでサッカー選手として引退できることを、とても嬉しく、そして誇りに思います。本当にありがとうございました!」