デビュー間もなくはピッチ内外でやんちゃし放題のマテウスだったが、後に偉大なリーダーとして多くの選手の尊敬を集める存在となった。 (C) Getty Images

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 弊誌ワールドサッカーダイジェストとコラボ企画も展開しているサッカーシミュレーションゲーム「ポケサカ」。
 
 シンプルに遊べるシステムと深い戦略性が融合したゲームとして人気を博しているが、さらにユーザーを夢中にさせている要素が、往年のレジェンドたちがゲームに登場することだろう。
 
 10月18日より再登場したのは、5度のワールドカップ出場を果たし、1990年イタリア大会では背番号10を背負い、キャプテンとして母国を世界一に導いたドイツの鉄人、ローター・マテウスだ。
 
 18歳でボルシアMGに加わると、「エースキラー」として守備的な側面を高く評価され、早くも頭角を現わしていく。その活躍ぶりからバイエルンに引き抜かれ、ファーストシーズンからリーグ3連覇を達成。この頃にはプレースタイルも変化して中盤の攻撃の中心に変貌を遂げ、チームでの影響力は試合ごとに高まっていった。
 
 88年には、当時、世界最高峰リーグだったイタリア・セリエAに挑戦。インテルの背番号10として攻撃の核となるとともに、守備でも大きな貢献を果たした彼は、いきなりチームにスクデットをもたらしてクラブのヒーローとなる。
 
 91年にはUEFAカップ優勝にも尽力したマテウスは、92年にバイエルン復帰を果たす。2000年までこのクラブで過ごし、ポジションを中盤からリベロに移しながらも、チームへの貢献度と影響力は全く落ちることはなかった。
 
 ドイツ代表では、19歳で出場したEURO80でピッチに立つことはなかったものの、栄光のメンバーのひとりとして歴史に名を残すと、その後も中心選手として活躍を続ける。

 順風満帆だったクラブでのキャリアに比べて、代表では悔しさばかりが募っていったが、90年イタリアW杯でついに、彼は至上の喜びを味わうとともに、選手として大きな高みに達することになる。
 
 抜群のキャプテンシーと強靭な精神力を発揮してチームを決勝へ導くと、4年前に敗北を喫したマラドーナ率いるアルゼンチンに見事リベンジを果たし、 念願の世界一に輝いた。さらには、同年のバロンドール、FIFA最優秀にも選出され、個人としても世界一の称号を手に入れることとなった。
 
 W杯に5度出場し、チームの柱として25試合に出場という大記録を樹立したマテウスの偉大なキャリアは「レジェンドの軌跡 THE LEGEND STORY――第3回」でも触れているので、読んでみてほしい。
 
 苛烈な性格もあり、母国のクラブ、代表チームを指導する機会に恵まれていないことを、彼自身も不満に思っているが、それがドイツ・サッカーの輝かしき歴史において、マテウスという偉大なる存在の価値を下げることは決してない。

戦略サッカーシミュレーションの決定版! ポケサカに”レジェンド”たちが登場

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