現地メディアの直撃を受けるなど、注目度は日増しに高まっている村田諒太【写真:編集部】

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公開練習後に現地メディアの直撃取材受ける

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級3位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日午前11時、DAZN独占生中継)に挑む。17日(日本時間18日)は現地で公開練習を行った。決戦を3日後に控え、現地メディアの直撃を受けるなど、注目度は日増しに高まっているようだ。

 軽めの調整に終始し仕上がりの良さをうかがわせた村田。練習後には現地メディアの直撃取材を受けた。日本で最も人気のある王者だと聞いているが、との質問には「オリンピックの金メダルが大きいんじゃないですか」とさらりと返したチャンプ。ブラント戦へは「面白い試合になりますね。打ちあってくれるならうれしい」と会場を沸かせるファイトを誓った。

 試合を重ねるごとに上昇するファイトマネーについては、「お金は大きなモチベーションではない。贅沢するタイプじゃない。ボクシング界とか社会に貢献していけることが大事」と無関心を強調。ストイックな姿勢を明らかにしている。

 ブラント戦に勝利すれば、かねてから対戦を熱望していたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)らミドル級戦線のトップランカーとの対戦に大きく近づくが、「誰と戦っても自信はあります」と力強く回答。さらに、そのゴロフキンに再戦で勝利した、カネロことサウル・アルバレス(メキシコ)と試合をしたいか?という質問に対しては、英語で「メキシカンビーフなしでね(笑い)」と答えニヤリと笑った。

 カネロは昨年9月のゴロフキンとの第1戦後にドーピング違反騒動を巻き起こし、その理由としてメキシコ産牛肉を持ち出して言い訳していた。これを引き合いにブラックジョークで返した格好だ。これには現地メディアも爆笑。試合直前でも村田は余裕たっぷりの様子だ。(THE ANSWER編集部)