皇太子さまの新天皇即位に伴い来年のゴールデンウイーク(GW)が10連休となる方向で政府が検討に入ったことに、旅行業界や百貨店などから期待の声が上がった。

 大手旅行会社JTBによると、来年のGWは昨年の同時期と比べ、海外旅行の予約が約2倍ほどと好調だという。担当者は「即位の瞬間を見届けたい人も多いとみられ、予想はつかない」としながらも、さらなる予約に期待を寄せる。

 百貨店「松屋銀座」(東京都中央区)は、GW期間中は例年、子供向けの文化展示を開催するなど集客に力を入れているという。担当者は「より一層来店が期待できる」と10連休を歓迎。「幅広い世代が楽しめるイベントを充実させていきたい」と力を込める。

 上野動物園(台東区)の担当者は「あくまでも(来客は)天気次第だ」と冷静に受け止める。ただ、普段よりは確実に来客数が増えるとみられ「迷子などトラブルが増加しないように注意したい」という。

 学生や商店主らの受け止めはさまざまだ。世田谷区の高校2年、戸口千尋(とぐちちひろ)さん(16)は「新学期始まってすぐで、普通にうれしい。受験勉強にも集中できる」。都内の男子大学生(20)も「10日もあればヨーロッパにでも旅行に行ける」と喜ぶ。

 一方、豊島区で手打ちうどん店「弥三郎」を営む中尾男平(ゆうへい)さん(66)は「カレンダー通りに休んできたが、10連休ともなると、どうすればよいのか。ずっと休むわけにもいかないし…」と話した。