29日午後2時から気象庁・梶原靖司予報課長は会見を開いた。台風被害が出ている沖縄や奄美について「台風の動きが遅いため、あす30日にかけて、猛烈な風と猛烈なしけが続く見込みだ」と述べた。NHKニュースが報じた。

今後について「台風は、非常に強い勢力を保ったまま、あす30日に西日本に近づき、あさって1日にかけては東日本と北日本を縦断する見込みだ。広い範囲で大雨や猛烈な風が吹くおそれがあり、特に、紀伊半島から東日本の太平洋側を中心に、記録的な暴風となるおそれがある」と説明。「台風が接近する時間帯を中心に顕著な高潮となるおそれがある」と指摘した。

警戒事項について「暴風やうねりを伴った高波、大雨による土砂災害、高潮などに厳重な警戒が必要だ。各地の気象台の発表する気象情報を活用し、早めの避難や安全確保をしてほしい」と呼びかけた。

・台風24号 気象庁会見「記録的な暴風のおそれ 安全確保を」（NHKニュース）