「握って操作」するiPhone登場か、アップルが特許を申請


アップルが「圧迫検知センサーを備えたモバイル電子機器」の特許を米国商標特許庁(USPTO)に申請していることが明らかとなりました。

この特許はスマホに握力を加えて操作する、いわゆる「握って操作」を思わせるもの。現状でアンドロイド端末については採用しているメーカーもありますが、将来的に「握って操作iPhone」が登場するかもしれません。


本特許の概要は「筐体の一部に変形可能な壁が含まれ、他の壁よりも歪みやすくする」ことと「一つ以上のセンサーを歪みやすい部分に配置してもいい」ということ。

より手短に言えば、スマホの特定の面(たとえば右側面)を指で握り込み、その握り込み方の程度を判別できるセンサーを内蔵するということでしょう。

「握って操作」はすでに目新しい仕組みではなく、HTC U11のエッジ・センスや、Google Pixel 2(日本未発売)のActive Edgeなど採用実績もあります。

申請された文書中では、入力装置を内蔵ないし外付けオプションとして提供する上でのデメリットを列挙。「ボタンやキーなどの入力機構を電子装置として実装すると内部スペースを必要とする」ことや、「入力機構が美的外観を複雑にする」こと、および「外付け入力機器を接続するにせよ、コネクタが必要/ユーザーが利用するのが面倒かもしれない」と指摘しています。

つまり、物理ボタンを「握って操作」で置き換えれば、よりスマホを薄くでき、外観も美しくなり、外付けコネクタも減らせてスッキリする、といったところでしょう。

一方で、他社の「握って操作」は、握り具合を軽めに設定すれば誤作動が起きやすく、強めにすると起動したいときに起動しないと指摘されたりと、目新しさの時期が過ぎた後はオフ設定にしたというレビューを散見します。

アップルは数多くの特許を取得・申請していますが、実際に製品化されるものはごく一部だけ。「握って操作」もiPhoneに採用されるとは限りません。

とはいえ、iPhone 7でイヤホンジャック端子を廃止したことは当初ユーザーの戸惑いを呼んだものの、それがきっかけでAirPodsはじめワイヤレスイヤホンの便利さに多くの人が目覚めた前例もあります。今のところ評価が微妙な「握ってセンサー」ですが、アップルによって洗練された完成形も見てみたいところです。