ヴィッセル神戸オーナーで楽天社長の三木谷浩史氏(2018年1月撮影)

写真拡大

名門バルセロナを支えるスーパースター、MFアンドレス・イニエスタ獲得の動きが報じられているヴィッセル神戸だが、渦中の三木谷浩史オーナーがツイッターを更新したところ、その意味深な内容にユーザーから「イニエスタ決まったのか?」と憶測が飛び交った。

ところが、自身のツイートであれこれ盛り上がるユーザーたちが面白かったのか、三木谷氏は追って「色々考えるねー(笑)」と投稿。サッカーファンをやきもきさせている。

「楽しんでますやん」

三木谷氏が2018年5月16日に投稿したのは、これだけだ。

「○○」

このたった2文字の記号がサッカーファンを熱くさせた。「イニエスタ決まったんですか?」「イニエスタ取った!?」「合意」などと、ヴィッセル神戸加入を想起させたのである。

解釈は大きく2つ。契約にマルをつけたという意味でとらえたものと、バルセロナでの背番号「8」を横に倒すと「○○」になるとしてイニエスタを表現したというもの。三木谷氏のツイッターは多くて1投稿あたり30件ほどのリプライで推移してきた中、この投稿には90件超のリプライがつく(16日夕時点)盛り上がりようだ。

だが、投稿から3時間と経たないうちに今度はこんな一言を投稿し、サポーターをやきもきさせた。

「色々 考えるねー(笑)」

先のツイートが獲得に関するものではないと理解したユーザーは「お茶目すぎます」「楽しんでますやん(笑)」「我々で遊ぶなw」とズッコケた。ただ、それでも中には「ホンマに気になりますー」と交渉の状況を知りたがる声もある。

さらにもう1度更新

その直後に三木谷氏はもう1度更新。それは、

「生え抜きですよ 今日のルヴァンカップはスタメン全員生え抜き!」

と、ネタばらしととれる内容だった。ヴィッセルは16日夜、サガン鳥栖とのルヴァン杯グループステージを戦う予定で、そのスタメンが発表されたばかりだったのである。

イニエスタ獲得についてはスペインメディアが8日、三木谷氏主導で進めていると報道。バロンドール最終候補に残ったこともあるスーパースター来日の可能性に、サッカーファンは湧いた。だが、三木谷氏本人はこの件に関して目立った言及をしていない。情報を求めるユーザーは、今回の一連のツイッターに対しても

「発表はよ」
「なんでもいいからイニエスタはよ」
「何でこんな時に勘違いさせるようなツイートするんですか」

と、地団駄を踏んでいた。

ここまでの報道によれば、イニエスタ本人は9日の試合後、移籍先について「欧州以外はすべて可能性がある」と発言。その後もスペインのラジオで「中国と日本は考慮すべき舞台」と有力候補にあげた。米国やオーストラリア行きも報じられ、錯綜しているが、「答えを出してワールドカップ(W杯)に集中したい」として、ロシアW杯前に決断する意向を示している。