大雪でも好調な1月のコンビニ売上 調理品がいちばんおいしいのは「セブン‐イレブン」

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 1月のコンビニは大雪で来店客数が伸び悩んだが、まとめ買いやサラダ、カット野菜、調理品などが好調で売上・客単価ともに増加した。

 日本フランチャイズチェーン協会が2月20日に発表した「1月のコンビニエンスストア売上高」によると、1月の来店客数は全店ベースが前年同月比0.3%増の13億3,053万6,000人で3カ月連続のプラスになったものの、既存店ベースでは同2.8%減の11億7,509万人にとどまった。1月は東・西日本海側で降雪量が多く、下旬には関東甲信地方や東北太平洋側で大雪となり来店客数に影響を及ぼした。

 その一方で、1月の売上高は全店ベースが前年同月比2.1%増の8,373億8,000万円、既存店ベースが同0.1%増の7,418億500万円でともに前年を上回った。前年同月を上回るのは全店ベースで59カ月連続、既存店ベースで8カ月ぶりとなる。平均客単価も堅調に推移し、全店ベースが同1.8%増の629.4円で7カ月連続のプラス、既存店ベースが同2.9%増の631.3円で34カ月連続のプラスとなった。

 野菜高騰の影響でサラダ・カット野菜などが好調に推移したほか、冷凍食品・日用品などのまとめ買いなどがあって売上が堅調だった。また、カウンター商材や惣菜・調理麺などの中食が引き続き好調に推移したことも売上増加に貢献した。なお、1月末の店舗数は前年同月比3.5%増の5万5,310店だった。

 一方、マイボイスコム株式会社は2017年12月1日から5日にかけて「コンビニ調理品の利用」に関する調査を実施し、1万1,179名から有効回答を得た。コンビニ調理品はからあげや肉まん、おでんなどのホットスナック、ソフトクリームなどコンビニのレジ横にある店内調理品のこと。

 コンビニ調理品を購入する場面は、「温かいもの、冷たいものが食べたい」「ちょっとおなかがすいたとき」が購入経験者の3割強を占め、「すぐ食べたい」「食事代わり」「食事のおかず・一品追加したい」「出来立てのものを食べたい」がそれぞれ2割となっている。

 コンビニ調理品の購入頻度については「ほとんど毎日」が1.3%、「週に3〜4回」が3.3%、「週に1〜2回」が11.9%、「月に2〜3回」が16.0%、「月に1回程度」が14.8%、「年に数回程度」が20.3%、「それ以下」が17.2%で、8割強の人が購入経験があった。また、週1回以上購入者は全体の16.5%で、30代男性の比率が高くなる傾向にあった。

 コンビニ調理品購入経験者に直近の1年間に購入したことがある調理品は「中華まん」(45.5%)、「から揚げ」(37.1%)、「コーヒー系飲料(店頭でのセルフサービス)」(35.8%)、「おでん」(33.4%)などが多かった。

 また、「調理品が最もおいしいと思うコンビニエンスストアを聞いたところ、「セブンイレブン」がトップで、「ローソン」「ファミリーマート」が続いた。

 コンビニの売り上げが堅調に推移する中、コンビニ調理品を多くの消費者が購入しており、その際には味や価格、分量などが重視されているようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]

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