月は常に同じ側を向いているので、地上から裏側を見ることはできません。(※自転と公転の周期が一致しているため)

アメリカの観測衛星が、地球と反対側から月を撮影した画像が「フェイクのように見える」と海外掲示板で話題を集めていました。

 

The far side of the moon, illuminated by the sun, as it crosses between the DISCOVR spacecraft's camera and the Earth

[動画を見る]
EPIC View of Moon Transiting the Earth - YouTube


これは地球とNASAの人工衛星ディスカバーの間を月が通過するときの写真。

現実感が乏しくて合成写真のように思えますが、本物だそうです。

[画像を見る]
※DSCOVR(ディスカバー・深淵宇宙気候観測衛星)は、太陽表面の変化を観測するアメリカの人工衛星(太陽周回軌道)。地球から太陽方向に約150万km離れた太陽−地球ラグランジュ点L1を周回。(Wikipedia)

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●この写真から、実際の月のどんより具合がわかって面白い。アスファルトくらいの光の発しかただ。普段はインクのように真っ暗な宇宙にあるから、まぶしく光って見えるんだ。わお、左上に巨大なクレーターがある。

↑月の反射率はわずか0.12。つまり入射光の12%だけが反射する。アスファルトや石炭がだいたい同じような反射率だ。

●理由はわからないが、落ち着かない。クールなんだが……それにしても……。

↑この究極に広大な宇宙に浮かぶものに、自分たちがいると思うと心がぶっ飛ぶよ。
例えば自分は海で囲まれたハワイに住んでいるが、奇妙な不安を覚える。
理由は、もし島に何かあれば助けてもらえそうな一番近い別の陸地まで6時間かかるから。地球も大きな宇宙の島みたいなもので、宇宙の海はさらに大きいんだ。混乱する。

↑我々は浮かんでいるわけではない。太陽にまっすぐ沈んで行っている。ただし、あまりに速く移動しているので毎回ミスってるだけである。

●月が反対側が見えないように、同じ速度で回転しているのが不思議に思う。宇宙は奇妙だし、科学も奇妙である。

↑それには理由があって、純粋な偶然ではない。

●本物ではないと疑うわけじゃないが、フォトショップによる合成写真ではないかと思わずにいられない。CGみたいだからだ。

↑写真はNASA提供のものだからね。

↑ワシントンポストの記事でもフェイクに見えるが本物だと説明していたよ。
(Why NASA’s new photos of the moon look super fake (even though they’re not) - The Washington Post)

●なぜ我々に見えているほうがクレーターだらけで、裏側はとてもスムーズに見えるんだ?

↑我々に見える側のクレーターは何百万年も影響を受けず、そのままの状態で固まっている。裏側は宇宙のオープンスペースを向いていて、隕石などが頻繁にぶつかったりしていて、そのたびに岩が液体化するのだと思う。


興味深い月の豆知識がいろいろと語られていました。

【「月を地球の反対側から見ると…ウソくさくて本物とは思えない」NASAの写真に驚きの声】を全て見る