小林悠が代表初ゴール

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[12.12 E-1選手権 日本2-1中国 味スタ]

 国内組で臨んだE-1選手権で、今シーズンのJ1得点王、ベストイレブン、最優秀選手賞MVPの“個人3冠”を達成した川崎フロンターレFW小林悠が、勢いそのままにアピールに成功した。

 ボールを支配しながらも得点を奪えずにいた日本代表。それでも後半30分にFW川又堅碁を投入すると、前線にボールがおさまるようになり、攻撃にリズムが生まれた。すると39分に歓喜の瞬間が訪れる。川又の左足シュートが相手に当たったこぼれ球に小林が詰め、相手GKが触ってゴールライン方向にこぼれたボールを追いかけた振り向きざまに左足でシュート。これが無人のゴールに吸い込まれ、先制点となった。

 日本はその直後にDF昌子源が目の覚めるようなロングシュートを決めて2-0。終了間際にはPKを与えてしまい、中国に1点を返されたが2-1で逃げ切り、今大会2連勝とした。

 試合後のインタビューで小林は「チャンスは多くあった。なんとか1点は絶対取りたいと思っていたので、最後決められて良かった。(川又)堅碁が真ん中で体を張ってくれたので、その周りを動こうと思っていた。得点シーンも最初は堅碁とワンツーをしようと思ったけど、堅碁がうまくつぶれてくれて、うまく決まった」と代表初ゴールを振り返った。

 16日の最終戦は韓国との日韓戦。引き分け以上で2大会ぶり2度目の優勝が決まるが、小林は「絶対、最後も勝って3連勝で終わりたいと思います」と、全勝優勝を宣言した。


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