悲願の初優勝を達成した川崎フロンターレ【写真:Getty Images】

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選手続々輩出のJリーグ、感動の戴冠に各国メディア注目「日出ずる国で10番目の王者に」

 サッカー・J1最終節は2日、川崎が大宮に5-0で勝利。勝ち点72で並んだ鹿島を得失点差で交わし、逆転で悲願の初優勝を飾った。元日本代表MF中村憲剛は試合終了の瞬間、男泣きするなど、感動の戴冠。今や世界に続々と選出を輩出するJリーグの新王者誕生に対し、海外メディアも注目。「身震いするほどゾクゾクさせた結末」「日出ずる国で10番目の王者に」と反響を呼んでいる。

 日本代表MF長谷部誠らがプレーするドイツのスポーツ専門誌「キッカー」は「身震いするほどゾクゾクさせた結末だった。Jリーグの最終日に土壇場で頂に立った。ユウ・コバヤシのハットトリックが悲願となる栄光の決め手となり、ヒロユキ・アベが開始1分で新王者誕生への道を切り開いた」と紹介している。

 今季は元ドイツ代表FWポドルスキが神戸に加入し、同国のスポーツ専門メディア「ran」は「ポドルスキの神戸は無冠、川崎は初の栄冠」、「sport1」は「弱々しいポドルスキ、優勝は川崎」と見出しを打って特集。「ポドルスキフィーバーで始まった今季のJリーグは、川崎のドラマで締めくくることになった」と言及している。

 フランスのサッカー専門メディア「SO FOOT.com」は「川崎が土壇場でタイトル獲得」と特集し、「川崎は日出づる国で10番目の王者になった」と紹介。ポルトガル情報誌「RTP」は「川崎が初の優勝を勝ち取った」と伝えている。一夜にして「Kawasaki」のフレーズは、各国のメディアを賑わせている。