毎日使うシーツや枕カバーなどはこまめに洗濯していますか。これら寝具の洗濯頻度は人によってまちまち。数日おきに洗う人もいれば、1ヶ月間取り変えない人もいます。目に見えない汚れが溜まりやすい寝具ですが、どのくらいの頻度で洗い、手入れをするのがベストなのでしょうか。

寝具には目に見えない汚れが溜まりやすい

特に目立った汚れもないし、臭わないからまだ大丈夫、とシーツや布団カバーなどを長い間使い続けていませんか。寝具は意外と汚れているものです。冬の間でも私たちは寝ている間に約コップ1杯(200ml)の汗をかくと言われ、目には見えなくても、汗はシーツなどの寝具に吸い込まれていきます。それだけではありません、私たちの体から出された皮脂や剥がれ落ちた皮膚、体毛なども、シーツやカバーに付着していきます。こうした汚れはすべてダニの大好物であり、シーツやカバーを変えずにいることは、ダニの繁殖しやすい環境を作り出していることになるのです。

シーツは週1回、枕カバーは毎日取り替えて!

また同じシーツやカバーを使い続けることは、汚れで布団やマットレスを傷めてしまううえ、ダニを繁殖させて、寝具の寿命を短くするとも言われています。毎日気持ちよく寝るために、そして寝具を長持ちさせるためにも、こまめな手入れが欠かせません。
シーツや布団カバーの洗濯は、冬でも週1回行うのが理想です。一見綺麗なようでも、これらは1週間でかなり汚れてしまうものと考えておきましょう。それから枕カバーは毎日取り替えるようにしましょう。顔が直接ふれるため汚れやすく、使い続けていると皮膚疾患などの原因となることもあります。

それから布団やマットレスの手入れも忘れずに行いましょう。布団は天気の良い日に、少し風を通すだけでも良いので定期的に干すようにします。しかし素材によっては直射日光を当てると傷んでしまうものもあるので、あらかじめ取り扱い絵表示をみて確認をしておきましょう。マットレスは時々カバーを外して壁に立てかけるなどして、風を通し干すようにしましょう。マットレスを普段使用するときは、時々表と裏を逆にして使うようにすると、傷みにくくなります。

洗濯するときのコツ

こまめに洗濯したいシーツやカバーですが、お気に入りのものだと傷んでしまうのが気になりますよね。長持ちさせるために、絵表示を見てあらかじめ洗濯方法をチェックしておきましょう。もし中性洗剤での洗濯が指示されていればおしゃれ着用洗剤を、特に指示されていなければ一般衣料用洗剤を使って洗濯します。

シーツやカバーなどの大きいものはただ丸めて洗濯機(服が雑菌まみれになる前に!洗濯槽の掃除のやり方)に入れるのではなく、隅々までしっかり洗えるようにジグザグに畳んでから、洗濯ネットに入れるようにします。干すときは生地が傷まないように直射日光を避けて干します。シーツなどの大きなものはなかなか乾かないのが悩みですが、ジグザグ状にして吊るしたり、ハンガー2本を使ってM字型にかけたりして、風に当たる面積を大きく取ることで早く乾かすことができます。


writer:Akina