井上尚弥【写真:Getty Images】

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噂が飛び交うSuperfly2について「ここで統一戦が理想!」とツイッターで胸中明かす

 ボクシング界は来春、スーパーフライ級に特化したボクシング興行「Superfly2」が米国で計画されている。米ボクシング専門サイト「ボクシングシーン」によれば、WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)対同級1位ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、WBA世界スーパーフライ級王者カリッド・ヤファイ(英国)対元WBC世界スーパーフライ級王者ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)など具体的な対戦カードが浮上。そんな中、WBOスーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)が自身のツイッターで「噂されているSuperfly2が本決まりなら出場しないわけがない!」と意欲を示している。

 井上は9月の米デビュー戦で、WBOスーパーフライ級7位のアントニオ・ニエベス(米国)相手に華々しい6回TKO勝ちを収め、6度目の防衛に成功。カリフォルニア州カールソンのスタブハブ・センターで行われたスーパーフライ級の猛者を集結させた興行「Superfly」も、「井上VSニエベス」など熱戦で大成功を収めた。次戦のマッチメークは大きな注目を集めており、「Superfly2」への期待も集まるが、井上本人が胸中を明かした。

 井上は19日に自身のツイッターを更新。「噂されているSuperfly2が本決まりなら出場しないわけがない! ここで統一戦が理想!」と想いをつづった。

「ソールンビサイ対エストラーダ」が内定、「ヤファイ対ゴンザレス」が浮上も…

 バンタム級への転向も視野に入れる中、実力者揃いのスーパーフライ級で年内のビッグマッチを希望していた井上だったが、一度“挑戦状”を突きつけていたはずのIBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピンの)が11月に同級5位のジェイミー・コンラン(英国)と対戦することが9月末に決定。「モンスターVSプリティボーイ」の実現はお預けとなっていた。

 米ボクシング専門サイト「ボクシングシーン」によれば、Superfly2は来年2月24日に開催予定で、「ソールンビサイ対エストラーダ」の一戦が内定しているという。記事では、メキシコ大手サンフェル・プロモーションズの大物プロモーター、フェルナンド・ベルトラン氏のコメントも紹介している。

「その一戦はすでに2月24日のロサンゼルス開催の方針で固まっている。(カルロス・)クアドラスを撃破したエストラーダが再び脚光を浴びる場所になると確信している。我々は彼にそれに値する場所を提供するつもりだ。エストラーダは戦う準備を整えている。彼はソールンビサイに土をつける力を備えていると確信している」

 さらに、ボクシングシーンは「ヤファイ対チョコラティーノ」の可能性が浮上していることにも触れ、ゴンザレスが「ヤファイが私にその機会を与えてくれれば逃さない手はない」と語ったとしている。

 猛者が集う予定のSuperfly2のリングに、果たして井上の姿はあるだろうか。