ヘレン・ミレン
 - Dimitrios Kambouris / Getty Images

写真拡大

 アカデミー賞主演女優賞に輝いた『クィーン』などのヘレン・ミレンが、チャップリン・アワードを受賞することになった。賞を授与するリンカーン・センター映画協会が発表した。

 同賞は映画界に大きな貢献をした人物に贈られる名誉賞。スイスに亡命していたチャーリー・チャップリンが、1972年にアメリカに戻り受け取った名誉賞に端を発する。これまでにアルフレッド・ヒッチコック、ビリー・ワイルダー、フェデリコ・フェリーニ、メリル・ストリープ、ダスティン・ホフマン、トム・ハンクス、ロバート・レッドフォード、モーガン・フリーマン、そして去年はロバート・デ・ニーロとそうそうたる映画人たちが受賞している。

 同協会は「召使いから女王の役まで、あらゆるタイプの役をこなしてきたミレンは、難しい役どころにも見事な演技力で臨み、既存の型を破る演技を次から次へと披露してくれた」とコメントしている。第45回にあたる本賞の授賞式は来年4月30日に行われる予定だ。(鯨岡孝子)